UMA(未確認動物)というとネス湖のネッシーや北米のビッグフットを思い浮かべる人が多いかもしれません。けれども日本にも、地元の人々のあいだで長く語り継がれ、ときには全国的なブームを巻き起こしたUMAがいくつもあります。
この特集では、ナゾマップの図鑑に収録している日本のUMAから代表的な7種を選びました。順位は知名度や話題になった規模をもとにした編集部の目安です。
日本の代表的なUMA7選
第1位 ツチノコ UMA
第2位 イッシー UMA
いっしー
鹿児島県の池田湖にすむとされる巨大な水棲UMA。1978年の集団目撃で一躍有名に。正体はオオウナギとする説が有力で、目撃情報と正体の諸説を解説。
- レア度
- 危険度
- 実在確率
- 知名度
第3位 ヒバゴン UMA
第4位 クッシー UMA
くっしー
北海道の屈斜路湖にすむとされる湖のUMA。1970年代に目撃が相次ぎ、ネッシーにちなんで名付けられた。正体は流木や泳ぐシカ、水鳥の見間違いなどとする説がある。
- レア度
- 危険度
- 実在確率
- 知名度
第5位 タキタロウ UMA
たきたろう
山形県鶴岡市の大鳥池にすむとされる巨大魚のUMA。体長2m以上という目撃情報があり、たびたび調査が行われてきた。正体はイワナなどの大型個体とする説が有力。
- レア度
- 危険度
- 実在確率
- 知名度
第6位 ナミタロウ UMA
なみたろう
新潟県糸魚川市の高浪の池にすむとされる巨大魚のUMA。体長2〜4mともいわれ、コイのような姿で目撃される。正体は長生きして巨大化したコイとする説がある。
- レア度
- 危険度
- 実在確率
- 知名度
第7位 くだん 妖怪
くだん
人の顔と牛の体を持って生まれ、予言をしてすぐに死ぬとされる「予言獣」。その予言は必ず当たると語られる。江戸時代の瓦版から昭和の噂まで各地に伝わる。
- レア度
- 危険度
- 実在確率
- 知名度
日本のUMAに共通する特徴
並べてみると、日本のUMAには大きく二つのタイプがあることに気づきます。一つは山の生き物で、ツチノコやヒバゴンのように、山林で偶然出会ったという話が中心です。もう一つは湖の生き物で、イッシー、クッシー、タキタロウ、ナミタロウのように、特定の湖や池と結びついて語られます。
湖のUMAの多くは1970年代から80年代にかけて話題になりました。ネス湖のネッシーの写真が世界的に知られた時期と重なっており、「日本にもネッシーのような生き物がいるのでは」という関心が各地の目撃談に光を当てたと考えられます。イッシーやクッシーという名前も、ネッシーにならって付けられたものです。
正体はなにか
多くのUMAには、すでに知られている生き物の見間違いや、珍しく大きく育った個体だとする説があります。たとえばイッシーはオオウナギ、タキタロウはイワナなどの大型個体、ナミタロウは長生きしたコイではないかといわれています。
一方で、はっきりとした証拠が見つかっていないからこそ、地元では観光や町おこしの題材として大切にされてきました。ツチノコの里として知られる岐阜県東白川村のように、UMAをきっかけに地域が盛り上がった例もあります。
伝承の地を訪ねるときは
UMAゆかりの湖や山を訪ねるときは、立入禁止の場所や私有地に入らず、地域のルールを守って楽しみましょう。各UMAの図鑑ページでは、伝承・目撃の地を地図で確認できます。
ご注意 私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。現地の方の迷惑になる行為はおやめください。
地図上の位置は、伝承・目撃の舞台となった地域の目安です。多くの地点は市区町村・都道府県(海外は都市を約10km単位に丸めた位置・国)の代表点に置いており、正確な場所を示すものではありません。
市区町村の代表点:アドレス・ベース・レジストリ(デジタル庁)をもとにした Geolonia 住所データ(CC BY 4.0) / 国の代表点:Natural Earth