ラジエルの書
らじえるのしょ
天使ラジエルが人類の祖アダムに授けたと伝えられる、宇宙の秘密が書かれた書物。のちにノアやソロモン王に受け継がれたという伝説がある。実際には中世にまとめられたユダヤ神秘主義の書で、1701年に印刷され、お守りとして大切にされた。
誰にも読めない文字で書かれたヴォイニッチ手稿、悪魔の聖書と呼ばれるギガス写本、未来を記したという予言書など、謎に満ちた世界の奇書・古文書・神話の書物。成り立ちや内容、まつわる伝説を解説します。
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らじえるのしょ
天使ラジエルが人類の祖アダムに授けたと伝えられる、宇宙の秘密が書かれた書物。のちにノアやソロモン王に受け継がれたという伝説がある。実際には中世にまとめられたユダヤ神秘主義の書で、1701年に印刷され、お守りとして大切にされた。
わたしがみたみらい
漫画家たつき諒の1999年の作品。表紙の「大災害は2011年3月」が東日本大震災を当てたと話題に。2021年の完全版の「2025年7月」の予知夢が「7月5日」説として海外にも広まったが、大災難は起こらなかった。
れめげとん
17世紀ごろにまとめられた西洋の魔導書。ソロモン王が72の悪魔を従えたという伝説にもとづき、第1部「ゴエティア」には72柱の悪魔の名前と姿、紋章(シジル)、呼び出し方が記されている。ゲームや漫画の悪魔の元ネタとして有名。
ぐりもわーる
天使や悪魔、精霊を呼び出す方法、お守りや魔法円の作り方などを記したヨーロッパの魔術書の総称。中世から近世にかけて写本や安価な印刷本で広まった。「ソロモンの鍵」「レメゲトン」などが有名で、ファンタジー作品の「魔導書」の原型になった。
ねくろのみこん
アメリカの怪奇作家ラヴクラフトが小説の中で創作した架空の魔導書。狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードが書いた禁断の書で、読む者を狂気に陥れるとされる。クトゥルフ神話の中心的なアイテムとなり、「本物」をうたう偽書まで出版された。
あがすてぃあのは
古代インドの聖者アガスティアが、訪れる人々の運命を予言してヤシの葉に書き残したとされる伝説の予言書。南インドのタミル・ナードゥ州には、指紋をもとに自分の葉を探して読んでもらう「ナディ・リーディング」の館がある。
れひにっつしゃほん
ハンガリーの科学アカデミーが所蔵する、未知の文字で書かれた448ページの写本。名前は以前の所在地ロホンツ(現在のオーストリアのレヒニッツ)に由来する。キリスト教や異教の挿絵があるが、文字は未解読のままである。
ぽぽるぶふ
中米グアテマラのキチェ・マヤの人々に伝わる神話と歴史の書。世界の創造、トウモロコシから人間が生まれた話、双子の英雄が冥界の神々と球技で戦う物語などが記されている。マヤの神話を伝える最も重要な書物とされる。
しかいもんじょ
1947年に死海のほとりのクムランの洞窟で羊飼いの少年が発見した古代の写本群。紀元前3世紀〜紀元1世紀ごろのもので、現存最古級の旧約聖書の写本を含む。「20世紀最大の考古学的発見」と呼ばれる。
ゔぉいにっちしゅこう
誰にも読めない文字と、実在しない植物や裸の女性たちの奇妙な挿絵で埋め尽くされた15世紀の写本。1912年に古書商ヴォイニッチが発見した。暗号説・人工言語説・偽書説などがあるが、今も解読されていない。
しょせいき
16世紀フランスの医師・占星術師ノストラダムスが著した予言詩集。日本では『ノストラダムスの大予言』として知られ、「1999年7の月に恐怖の大王が降ってくる」という詩が人類滅亡の予言と解釈されて社会現象になった。
みらいき
聖徳太子が日本の未来を予言して書き残したと伝えられる書物。『太平記』では楠木正成が四天王寺で読み、鎌倉幕府の滅亡を知ったと語られる。実物は伝わらず、中世にはさまざまな「未来記」が作られた。
そいがのしょ
16世紀のイギリスに伝わったラテン語の魔術書。エリザベス1世に仕えた学者ジョン・ディーが所有し、解読のために天使と交信したと記録される。長く失われたとされたが、1994年に写本が再発見された。
たいへいようじゅつのしょ
『三国志演義』で、黄巾の乱を起こした張角が仙人から授かったとされる妖術の書。風を呼び雨を降らせる術が書かれていたという。モデルとなったのは、後漢の時代に実在した道教の経典『太平経(太平清領書)』とされる。
りぷりーすくろーる
15世紀イギリスの錬金術師ジョージ・リプリーの名を冠した、長さ数メートルの錬金術の絵巻。賢者の石を作る過程が、竜や鳥、錬金術師などの象徴的な絵と詩で描かれている。16〜17世紀の写しが20点ほど残る。
ししゃのしょ
古代エジプトで、死者が冥界を無事に旅して楽園に入れるよう、ミイラとともに墓に納められた呪文集。パピルスに書かれ、死者の心臓を羽根と天秤で量る「最後の審判」の場面が有名。本来の題は「日のもとに出現するための書」。
こでっくすせらふぃにあぬす
イタリアの芸術家ルイジ・セラフィーニが描いた、架空の世界の百科事典。1981年に出版された。意味のわからない文字と、現実にはありえない生き物や機械、風習の挿絵で埋め尽くされ、「現代のヴォイニッチ手稿」と呼ばれる。
ぎがすしゃほん
13世紀初めにボヘミア(現在のチェコ)の修道院で作られた、世界最大級の中世写本。重さ約75kg。悪魔の大きな絵が描かれていることから「悪魔の聖書」と呼ばれ、修道士が悪魔の力を借りて一晩で書いたという伝説がある。
ぎるがめしゅじょじし
古代メソポタミアで生まれた、世界最古級の文学作品。ウルクの王ギルガメシュが親友エンキドゥとともに怪物を倒し、友の死をきっかけに不死を求めて旅をする物語。ノアの方舟によく似た大洪水の話が含まれる。
ふらんけんしゅたいん
1818年にイギリスのメアリー・シェリーが発表した小説。若き科学者フランケンシュタインが死体から人造の人間を作り出すが、その怪物に苦しめられる。フランケンシュタインは怪物ではなく科学者の名前。SFの元祖ともいわれる。