ラ・ヨローナ
らよろーな
メキシコなど中南米に伝わる女の幽霊。自分の子どもたちを川で溺れさせてしまった女性が、死後も「ああ、私の子どもたち」と泣きながら水辺をさまよい、子どもをさらうという。子どもに夜遅く出歩かないよう戒める話としても語られ、ホラー映画にもなった。
神隠しや怪火など、説明のつかない不思議な出来事の伝承。
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らよろーな
メキシコなど中南米に伝わる女の幽霊。自分の子どもたちを川で溺れさせてしまった女性が、死後も「ああ、私の子どもたち」と泣きながら水辺をさまよい、子どもをさらうという。子どもに夜遅く出歩かないよう戒める話としても語られ、ホラー映画にもなった。
はろうぃん
10月31日に行われる祭り。古代ケルトの人々が夏の終わりに祝った「サウィン」が起源とされ、この夜は死者の霊や魔物がこの世に戻ってくると考えられた。かぼちゃのランタン、仮装、子どもがお菓子をもらって歩く風習は、主にアメリカで広まった。
つきのまりょく
満月の夜には事件や事故、出産が増える、人の心が乱れるといった「月が人間に影響を与える」という説。英語で狂気を意味する「ルナティック」も月が語源。1978年の本『月の魔力』で広まったが、多くの統計調査では関係は確かめられていない。
まじょ
魔術を使って人に災いをもたらすと信じられた人々。15〜17世紀のヨーロッパでは「悪魔と契約した」として多くの人が魔女裁判にかけられ、数万人が処刑された。ほうきに乗って空を飛ぶ姿や黒猫を連れたイメージは、民間伝承やのちの物語から広まった。
れんきんじゅつ
鉛などの卑金属を金に変えたり、不老不死の薬を作ったりしようとした古代から近世の技術・思想。古代エジプトのアレクサンドリアで生まれ、イスラム世界を経てヨーロッパで発展した。目的は果たせなかったが、実験の技術は近代化学の土台になった。
かばら
ユダヤ教の神秘思想。神と世界の成り立ちを、10の球(セフィラ)を線で結んだ「生命の樹(セフィロト)」などの図で説明する。中世のスペインや南フランスで発展し、のちに西洋の魔術やオカルト、数秘術、さらにはアニメやゲームにまで影響を与えた。
さんじぇるまんはくしゃく
18世紀のヨーロッパの宮廷に現れた謎の人物。数か国語を操り、錬金術に通じ、何年たっても年をとらないと噂された。1784年に亡くなったと記録されるが、その後も各地で目撃談が語られ、「不老不死の男」「タイムトラベラー」として伝説化した。
いせかいてんせい
死んだ主人公が別の世界に生まれ変わる、あるいは生きたまま異世界に迷い込むという物語の型。2010年代に小説投稿サイトから大ブームになった。異界に行って帰ってくる話は浦島太郎など昔からあり、ネットでは「異世界に行く方法」の都市伝説も語られる。
おいてけぼり
江戸の本所(現在の東京都墨田区)に伝わる怪談「本所七不思議」の一つ。堀で釣った魚を持ち帰ろうとすると、水の中から「置いてけ、置いてけ」という声がして、魚がいつの間にか消えてしまうという。「置いてけぼり」という言葉の語源とされる。
かさねがふち
江戸時代の下総国羽生村(現在の茨城県常総市)を舞台にした怨霊の物語。夫に殺された累の怨霊が、親子二代にわたって祟り続け、高僧・祐天上人によって成仏したと伝えられる。落語『真景累ヶ淵』でも知られる。
よつやかいだん
江戸時代の歌舞伎狂言『東海道四谷怪談』に描かれた、日本で最も有名な怪談。夫の伊右衛門に裏切られ、毒を盛られて顔が崩れたお岩が、恨みの幽霊となって復讐する。上演前にお岩をまつる神社にお参りしないと祟りがあるといわれる。
おきくにんぎょう
北海道岩見沢市の萬念寺に納められている、髪が伸びると伝えられる日本人形。幼くして亡くなった少女・菊子がかわいがっていた人形で、少女の死後、おかっぱだった人形の髪が伸び始めたという。日本で最も有名な不思議な人形の一つ。
ばんしゅうさらやしき
兵庫県の姫路城を舞台にした皿屋敷の怪談。主君への謀反の企てを知った女中のお菊が、家宝の皿を隠されて罪を着せられ、井戸に投げ込まれたという。姫路城には今も「お菊井戸」が残り、「お菊虫」の伝説も伝わる。
ばんちょうさらやしき
江戸の番町を舞台にした幽霊の怪談。旗本の屋敷に仕えた女中のお菊が、家宝の皿を割った罪で殺されて井戸に投げ込まれ、夜な夜な井戸から皿を数える声が聞こえるようになったという。日本を代表する怪談の一つ。
なべしまのばけねこそうどう
佐賀藩鍋島家を舞台にした化け猫の怪談。藩主に斬られた家臣の母の無念を晴らすため、飼い猫が化け猫となって藩主を苦しめる。江戸時代後期に講談や歌舞伎で大評判となり、日本三大化け猫騒動の筆頭とされる。
でじゃゔ
初めて訪れた場所や初めての出来事なのに、「前にも同じことがあった」と強く感じる不思議な感覚。フランス語で「すでに見た」を意味する。多くの人が経験するといわれ、前世の記憶や予知夢と結びつけて語られることもある。
すとくてんのう
平安時代末期の第75代天皇。保元の乱に敗れて讃岐(香川県)に流され、その地で亡くなった。「日本国の大魔縁とならん」と誓って生きながら天狗になったと伝えられ、菅原道真・平将門と並ぶ日本三大怨霊の一人とされる。
せっしょうせき
栃木県那須町の那須湯本にある、近づく生き物の命を奪うと恐れられた石。正体を見破られて討たれた九尾の狐・玉藻前が石になったものと伝えられる。2022年に石が二つに割れているのが見つかり話題になった。
おにしがいむら
かつて岩手県の一関市にあった、鬼の死骸が埋められたという伝説をもつ村。坂上田村麻呂が討った鬼を葬った場所とされ、その名は明治時代の合併で消えたが、伝説の鬼石が今も残っている。
ほむんくるす
錬金術によってフラスコの中で作り出されるという小さな人造人間。16世紀の錬金術師パラケルススの名で伝わる書物にその作り方が書かれている。ゲーテの『ファウスト』にも登場し、多くの創作のモチーフとなった。