リセット

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妖怪 ★★★★★ 日本(岩手県遠野地方)

迷い家

まよいが

山の中で道に迷った人がたどり着くという、誰もいない立派な屋敷。中の物を持ち帰ると幸運に恵まれるという。柳田國男の『遠野物語』に、川上から流れてきた赤い椀で裕福になった女性の話が収められている。

妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県・和歌山県)

一本ダタラ

いっぽんだたら

一つ目で一本足の山の妖怪。奈良県と和歌山県の境の果無山脈や伯母ヶ峰などに伝わり、12月20日「果ての二十日」に現れるとして、この日は山に入るのを戒めた。名前はたたら製鉄の鍛冶師と関係があるとする説もある。

妖怪 ★★★★★ 日本

枕返し

まくらがえし

夜、眠っている人の枕をひっくり返したり、頭と足の向きを逆にしたりする妖怪。東北では座敷わらしのいたずらともいわれる。昔は眠っている間に魂が体から抜け出すと考えられ、枕を動かされると魂が戻れなくなると恐れられた。

妖怪 ★★★★★ 日本

目目連

もくもくれん

荒れ果てた家の障子のマス目一つひとつに、無数の目が浮かび上がる妖怪。鳥山石燕が描き、碁打ちが碁盤に向けた強い念が家じゅうに現れたものと説明している。月明かりの障子が目に見える錯覚が正体ともいわれる。

妖怪 ★★★★★ 日本(静岡県・宮城県など)

絡新婦

じょろうぐも

美しい女性に化けて男を誘い、滝つぼなどに引きずり込むという蜘蛛の妖怪。伊豆の浄蓮の滝や仙台の賢淵(かしこぶち)に伝説が残る。鳥山石燕は、火を吹く子蜘蛛を操る蜘蛛女として描いた。

妖怪 ★★★★★ 日本

産女

うぶめ

お産で亡くなった女性が、赤ん坊を抱いて現れるという幽霊・妖怪。通りがかった人に赤ん坊を抱かせ、重さに耐えて抱き続けた人は怪力を授かるともいう。平安時代の『今昔物語集』に話があり、各地の「子育て幽霊」の伝説にもつながっている。

妖怪 ★★★★★ 日本(熊本県)

不知火

しらぬい

九州の八代海や有明海に、旧暦8月1日ごろの夜、沖合に無数の火が横一列に並んで現れる怪火。古くは『日本書紀』にも記録がある。現在では、漁船の明かりが海と空気の温度差で屈折して見える蜃気楼の一種と考えられている。

妖怪 ★★★★★ 日本(全国の海辺)

船幽霊

ふなゆうれい

海で亡くなった人の霊が、船に近づいて「柄杓を貸せ」と言い、借りた柄杓で船に水を汲み入れて沈めてしまうという海の幽霊。底を抜いた柄杓を渡すと助かると伝えられる。嵐や霧の夜、お盆のころに現れやすいとされた。

妖怪 ★★★★★ 日本

大入道

おおにゅうどう

見上げるほど大きな坊主頭の姿で、夜道などに突然現れて人を驚かせる妖怪。全国に伝わり、正体は狸や狐、カワウソなどが化けたものとされることが多い。どんどん背が伸びる「見越し入道」の仲間とされる。

妖怪 ★★★★★ 日本(江戸)

豆腐小僧

とうふこぞう

笠をかぶり、お盆にのせた豆腐を持って歩く子どもの姿の妖怪。江戸時代の後期、絵入りの読み物(草双紙)に登場して人気者になった。特に悪さはせず、気弱でおっちょこちょいな「江戸のキャラクター妖怪」として親しまれた。

妖怪 ★★★★★ 日本(徳島県)

子泣き爺

こなきじじい

老人の姿をしているのに、夜道で赤ん坊のような声で泣くという妖怪。かわいそうに思って抱き上げると、どんどん重くなって離れなくなり、命を奪われるともいう。徳島県の山間部に伝わり、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で鬼太郎の仲間として有名になった。

妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県・兵庫県・滋賀県)

砂かけ婆

すなかけばばあ

人けのない森や神社の近くを通る人に、どこからともなく砂をばらばらと振りかけて驚かす妖怪。奈良県・兵庫県・滋賀県などに伝わる。姿を見た者はいないが、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で老婆の姿で描かれて有名になった。正体は狸ともいわれる。

妖怪 ★★★★★ 日本(長野県など)

管狐

くだぎつね

竹の管(筒)に入るほど小さいとされる狐の憑き物。飯綱使いや修験者が操り、人に取り憑かせたり占いに使ったりすると信じられた。中部・関東・東海地方を中心に伝わる。

妖怪 ★★★★★ 中国

獏

ばく

人の悪い夢を食べてくれるとされる霊獣。象の鼻、犀の目、牛の尾、虎の足を持つ姿で描かれる。中国では邪気をはらうとされ、日本では悪夢よけとして初夢の宝船の絵などに「獏」の字が書かれた。

妖怪 ★★★★★ 中国

麒麟

きりん

中国の伝説で、すぐれた王が現れると姿を見せるという縁起のよい霊獣。鹿の体に牛の尾、馬のひづめを持ち、虫も踏まない優しい心を持つとされる。動物のキリンの名の由来にもなった。

妖怪 ★★★★★ 日本

貧乏神

びんぼうがみ

家や人に取りついて、その家を貧しくしてしまうとされる神。やせた老人の姿で、破れたうちわを持つともいわれる。追い払う行事がある一方で、手厚くまつって福を招いたという話も残る。

妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県)

べとべとさん

べとべとさん

夜道をひとりで歩いていると、後ろから「べとべと」と足音がついてくるという奈良県などに伝わる妖怪。道の端に寄って「べとべとさん、先へお越し」と言うと足音が消えるとされる。

妖怪 ★★★★★ 日本

のっぺらぼう

のっぺらぼう

目も鼻も口もない、つるりとした顔の妖怪。小泉八雲の『怪談』の「むじな」で世界的に知られる。驚いて逃げた先でまた顔のない者に出会う「二度驚かす」話の形が有名。

妖怪 ★★★★★ 日本(関東地方など)

一つ目小僧

ひとつめこぞう

顔の真ん中に大きな目がひとつある、子どもの姿の妖怪。関東地方などでは、2月8日と12月8日の「事八日」に家々を訪れるとされ、目の多い目籠を軒先に掲げて追い払う風習があった。

妖怪 ★★★★★ 日本(東北地方・長野県など)

手長足長

てながあしなが

とても長い手を持つ「手長」と、とても長い足を持つ「足長」の巨人。足長が手長を背負って海で魚をとるとされるほか、鳥海山や磐梯山では人を襲う巨人として退治の伝説が残る。