麒麟

きりん

妖怪

中国の伝説で、すぐれた王が現れると姿を見せるという縁起のよい霊獣。鹿の体に牛の尾、馬のひづめを持ち、虫も踏まない優しい心を持つとされる。動物のキリンの名の由来にもなった。

別名キリン、麒麟(きりん)、騏驎、麒、麟、Qilin、Kirin
時代・初出 古代中国(紀元前) 年表:古代のナゾ ›
発祥中国
ステータス
レア度
危険度
実在確率
知名度

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麒麟とは

麒麟(きりん)は、中国の伝説に登場する霊獣です。鹿の体に牛の尾、馬のひづめを持ち、頭には一本の角があるとされ、体はうろこに覆われた姿で描かれることもあります。「麒」がオス、「麟」がメスともいわれます。非常に優しい性格で、生きている虫を踏まず、草も折らないように歩くと語られてきました。

すぐれた王の時代に現れる霊獣

麒麟は、龍・鳳凰・霊亀とともに「四霊」と呼ばれ、徳の高い王が国を治め、世の中が平和になると姿を現す縁起のよい存在とされました。儒教の祖・孔子の時代には、狩りで麒麟が捕らえられ、孔子が「麒麟が乱れた世に現れて捕らえられてしまった」と嘆いて、歴史書『春秋』の筆を置いたという「獲麟(かくりん)」の話が伝わっています。ここから「獲麟」は、物事の終わりや絶筆を意味する言葉にもなりました。

動物のキリンの名前の由来

15世紀のはじめ、明の永楽帝の時代に、鄭和の大艦隊がアフリカ方面から首の長い動物を連れ帰りました。ソマリ語などでの呼び名が「麒麟」の音に近く、姿も珍しかったことから、伝説の霊獣・麒麟として皇帝に献上されたといわれます。日本語で首の長い動物を「キリン」と呼ぶのは、この伝説の麒麟に由来しています。

日本の麒麟

日本でも麒麟はめでたい霊獣として、寺社の彫刻や工芸品に描かれてきました。ビールのラベルに描かれた麒麟や、才能あふれる若者を指す「麒麟児」という言葉にも、その名が残っています。中国の霊獣としては、ほかに白沢や、四神の青龍などもよく知られています。

麒麟のつながり

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