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日本三大怪談とは?四谷怪談・番町皿屋敷・累ヶ淵のあらすじと伝説の地

お岩さんの「四谷怪談」、お菊が皿を数える「番町皿屋敷」、親子二代にわたる祟りの「累ヶ淵」。日本三大怪談と呼ばれる3つの物語のあらすじと、今も残る伝説の地を紹介します。

夏の夜の定番といえば怪談です。なかでも、江戸時代から芝居や落語で語り継がれ、日本人なら誰もが一度は名前を聞いたことがある3つの物語は、「日本三大怪談」と呼ばれています。それが「四谷怪談」「番町皿屋敷」「累ヶ淵」です(「牡丹灯籠」を加える数え方もあります)。

3つの怪談に共通するのは、理不尽に命を奪われた女性が、恨みを抱いた幽霊となって現れることです。この特集では、それぞれのあらすじと、今も残る伝説の地を紹介します。

日本三大怪談

四谷怪談:日本最恐の幽霊・お岩さん

1825年に初演された歌舞伎『東海道四谷怪談』は、夫の伊右衛門に裏切られ、毒を盛られて顔が崩れたお岩が、恨みの幽霊となって復讐する物語です。髪をとかすと髪がごっそり抜け落ちる場面や、戸板の表裏に死体が打ちつけられた「戸板返し」など、身の毛もよだつ演出で大評判となりました。

モデルとされる実在のお岩は、実際には夫婦円満だったと伝えられ、東京・新宿区の於岩稲荷田宮神社にまつられています。四谷怪談を上演する際には、関係者がお参りしないと祟りがあるといわれています。詳しくは四谷怪談のページをご覧ください。

ご注意 私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。現地の方の迷惑になる行為はおやめください。

地図上の位置は、伝承・目撃の舞台となった地域の目安です。多くの地点は市区町村・都道府県(海外は都市を約10km単位に丸めた位置・国)の代表点に置いており、正確な場所を示すものではありません。
市区町村の代表点:アドレス・ベース・レジストリ(デジタル庁)をもとにした Geolonia 住所データ(CC BY 4.0) / 国の代表点:Natural Earth

番町皿屋敷:一枚足りない…

江戸の番町の旗本屋敷に仕えた女中のお菊は、家宝の10枚の皿のうち1枚を割った罪で責め殺され、井戸に投げ込まれます。それ以来、夜ごと井戸の底から皿を数える声が聞こえ、九枚まで数えると泣き叫んだといいます。

同じような皿屋敷の伝説は全国にあり、兵庫県の播州皿屋敷では、姫路城の中に今も「お菊井戸」が残っています。また、北海道の萬念寺には、髪が伸びると伝わるお菊人形もあります(こちらは皿屋敷とは別の話です)。

ご注意 私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。現地の方の迷惑になる行為はおやめください。

地図上の位置は、伝承・目撃の舞台となった地域の目安です。多くの地点は市区町村・都道府県(海外は都市を約10km単位に丸めた位置・国)の代表点に置いており、正確な場所を示すものではありません。
市区町村の代表点:アドレス・ベース・レジストリ(デジタル庁)をもとにした Geolonia 住所データ(CC BY 4.0) / 国の代表点:Natural Earth

累ヶ淵:親子二代にわたる祟り

江戸時代の下総国羽生村(現在の茨城県常総市)で、夫に川へ突き落とされて殺された累の怨霊が、夫の娘に取り憑いて自らの死の真相を語ったという話です。村人を苦しめた累の霊は、高僧・祐天上人の念仏によって成仏したと伝えられます。

幕末から明治にかけて、落語家の三遊亭圓朝がこの伝説をもとに怪談噺『真景累ヶ淵』を作り、因果がめぐる恐ろしい物語として今も演じられています。常総市の法蔵寺には累の墓が残ります。詳しくは累ヶ淵のページをご覧ください。

怪談はなぜ語り継がれるのか

三大怪談の幽霊たちは、いずれも理不尽な仕打ちによって命を奪われた女性たちです。人々は、彼女たちの恨みを恐れると同時に、その無念に同情し、供養を続けてきました。怪談は、ただ怖いだけでなく、人の情や因果の恐ろしさを伝える物語として、江戸の昔から語り継がれてきたのです。

伝説の地を訪ねる際は、神社やお寺、史跡のルールを守り、静かにお参りしましょう。日本の怨霊伝説については、特集「日本三大怨霊」もあわせてご覧ください。

ご注意 掲載内容は伝承・目撃談・説の紹介であり、事実であることを保証するものではありません。私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。

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