特集

童謡・わらべうたの怖い噂まとめ|かごめかごめ・通りゃんせ・サッちゃんの本当の意味

誰もが子どものころに歌ったわらべうたや童謡には、「本当は怖い意味がある」という噂がつきものです。かごめかごめ、通りゃんせ、はないちもんめから、サッちゃんの幻の4番まで、噂の内容と本当のところを紹介します。

子どものころ、友だちと手をつないで歌ったわらべうた。幼稚園や小学校で覚えた童謡。どれも懐かしい歌ばかりですが、その中には「実は怖い意味が隠されている」とささやかれてきたものが少なくありません。

この特集では、ナゾマップの図鑑から、怖い噂が語られている歌を集めました。噂の内容とあわせて、実際のところはどうなのかも紹介します。なお、歌詞の引用はせず、内容の説明だけで紹介しています。

怖い噂のあるわらべうた

かごめかごめは、目隠しをした鬼のまわりを回り、最後に真後ろの人を当てる遊び歌です。意味のよくわからない言葉が並ぶことから、自由のない遊女の歌、流産の悲劇、罪人の処刑、さらには徳川埋蔵金の隠し場所を示す暗号まで、さまざまな解釈が語られてきました。

天神さまの細道を通る親子を歌った通りゃんせは、帰り道が怖いと歌われることから、口減らしや人身御供の歌ではないかとささやかれます。子どもを取り合って遊ぶはないちもんめには、「一匁」という値段から、人買いのやりとりを表しているという説があります。

とはいえ、わらべうたの多くは、もともとは遊びのための言葉遊びで、長い間歌い継がれるうちに意味がわからなくなったものです。「わからない」からこそ、人々はそこに怖い物語を想像してきたのでしょう。

ご注意 私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。現地の方の迷惑になる行為はおやめください。

地図上の位置は、伝承・目撃の舞台となった地域の目安です。多くの地点は市区町村・都道府県(海外は都市を約10km単位に丸めた位置・国)の代表点に置いており、正確な場所を示すものではありません。
市区町村の代表点:アドレス・ベース・レジストリ(デジタル庁)をもとにした Geolonia 住所データ(CC BY 4.0) / 国の代表点:Natural Earth

怖い噂のある童謡

晴れを願うてるてる坊主の童謡は、3番で、晴れなかったら首を切ってしまうという内容になっていることから「実は怖い歌」として話題になります。赤い靴の女の子には人さらいの噂がありますが、モデルとされる少女には、海を渡れずに亡くなったという悲しい実話が伝わっています。

サッちゃんには「誰も知らない4番がある」という噂がありますが、実際の歌は3番までで、4番は子どもたちの間で作られた噂です。グリーン・グリーンは、後半で描かれる父との別れからさまざまな解釈が生まれ、一年生になったらは「友だち100人と自分で101人のはず」という数の謎から、怖い解釈が語られるようになりました。

なぜ童謡には怖い噂が生まれるのか

明るく楽しいはずの歌に怖い意味があったら――という意外性は、子どもたちの好奇心を強く刺激します。さらに、昔の言葉や風習がわからなくなった歌詞や、はっきり語られない物語の空白が、想像の入り込む余地を生みます。

怖い噂を知ったうえで改めて歌を聴いてみると、昔の人々の暮らしや、歌い継がれてきた歴史にも思いを巡らせることができます。噂は噂として楽しみながら、懐かしい歌を味わってみてはいかがでしょうか。

ご注意 掲載内容は伝承・目撃談・説の紹介であり、事実であることを保証するものではありません。私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。

ほかの特集

特集一覧 ›