通りゃんせとは
通りゃんせは、江戸時代から歌われてきたわらべうたです。子どもの七つのお祝いにお札を納めに行く親子と、天神さま(菅原道真をまつる神社)の細道を守る門番とのやりとりが歌われています。二人の子どもが手をつないで門を作り、その下をほかの子どもたちが歌いながらくぐっていく遊びとともに伝わりました。
昭和の時代には、歩行者用の信号機で「青になった」ことを知らせるメロディーとしても使われ、多くの人になじみのある曲となりました。
通りゃんせの発祥の地
通りゃんせの発祥の地としては、埼玉県川越市の三芳野神社が知られています。三芳野神社は川越城の敷地の中にあったため、一般の人がお参りするには城の門を通らなければならず、帰りには警備の兵に厳しく調べられた、という話が歌の由来とされています。神社には「わらべ唄発祥の所」の碑が建てられています。神奈川県小田原市の菅原神社を発祥とする説もあります。
通りゃんせの怖い意味
この歌は、行きはよくても帰りが怖いと歌われることから、さまざまな怖い意味が語られてきました。昔は子どもが7歳まで生きられないことも多く、7歳のお祝いは無事に育ったことへの感謝の儀式でした。そこから、貧しい家が口減らしのために子どもを神社に連れて行き、帰りは親だけで帰ってきたのではないか、子どもを神へのいけにえ(人身御供)にささげる歌ではないか、といった説がささやかれるようになりました。
もちろんこうした説には確かな根拠はありませんが、薄暗い神社の細道や、門番とのやりとりという設定が、不思議な怖さを感じさせる歌です。学問の神・天神さまについては、菅原道真の怨霊の伝説もあわせてご覧ください。




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