猿神

さるがみ

妖怪

山にすむ年を経た大猿の妖怪で、村人に娘を生贄として差し出させたと語られる。『今昔物語集』に猟師が退治する話がある。一方で、猿は山の神の使いとして敬われてもきた。

別名さるがみ、狒々、ひひ、神猿
時代・初出 平安時代(今昔物語集) 年表:平安時代のナゾ ›
発祥日本
ステータス
レア度
危険度
実在確率
知名度

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猿神とは

猿神(さるがみ)は、山にすむ年を経た大猿の妖怪、あるいは猿の姿をした神です。人の言葉を話し、村人に毎年若い娘を生贄として差し出させる恐ろしい存在として語られてきました。巨大な猿の妖怪は「狒々(ひひ)」とも呼ばれます。

『今昔物語集』の猿神退治

平安時代の説話集『今昔物語集』には、美作国(現在の岡山県北部)の猿神の話が収められています。その土地では毎年、村の娘を猿神に生贄として捧げなければなりませんでした。ある年、生贄に選ばれた娘を救うため、東国から来た猟師が娘の身代わりとなり、鍛えた猟犬とともに猿神の社に乗り込みました。猟師は猿神を捕らえて懲らしめ、二度と生贄を求めないと誓わせたといいます。武芸者・岩見重太郎が狒々を退治した話も、よく似た伝説として知られています。

神の使いとしての猿

一方で、猿は山の神の使いとして敬われる存在でもありました。滋賀県の日吉大社では、猿は「神猿(まさる)」と呼ばれ、「魔が去る」「勝る」に通じる縁起のよい神の使いとして大切にされています。恐ろしい妖怪と神聖な使いという、二つの顔を持つ存在です。

出典・参考文献

  1. 今昔物語集(平安時代末期)

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