1. 平安時代(伝承)・明治時代に合併
    怪異 ★★★★★ 日本(岩手県)

    鬼死骸村

    おにしがいむら

    かつて岩手県の一関市にあった、鬼の死骸が埋められたという伝説をもつ村。坂上田村麻呂が討った鬼を葬った場所とされ、その名は明治時代の合併で消えたが、伝説の鬼石が今も残っている。

  2. 平安時代(940年)〜
    怪異 ★★★★★ 日本

    平将門の怨霊

    たいらのまさかどのおんりょう

    平安時代に関東で反乱を起こし討たれた平将門の怨霊伝説。京でさらされた首が胴体を求めて東へ飛んだとされ、東京・大手町の「将門塚(首塚)」は今も大切にまつられている。

  3. 平安時代(10世紀)
    怪異 ★★★★★ 日本

    菅原道真の怨霊

    すがわらのみちざねのおんりょう

    無実の罪で大宰府に左遷されて亡くなった菅原道真が、怨霊となって都に災いをもたらしたとされる伝説。清涼殿落雷事件などが起こり、のちに学問の神「天神様」としてまつられた。

  4. 平安時代(伝説)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    茨木童子

    いばらきどうじ

    大江山の鬼の頭領・酒呑童子の一の家来とされる鬼。源頼光の四天王・渡辺綱に腕を切り落とされ、その腕を取り返しに現れた伝説で知られる。能や歌舞伎の題材にもなった。

  5. 平安時代(伝説)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    大百足

    おおむかで

    近江国の三上山を七巻き半するほど巨大なムカデの妖怪。琵琶湖の竜神に頼まれた藤原秀郷(俵藤太)が、唾をつけた矢で射倒したという伝説で知られる。

  6. 平安時代(説話の成立)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    清姫

    きよひめ

    修行僧・安珍への恋に裏切られ、大蛇に変じて追いかけた娘。道成寺の鐘に隠れた安珍を鐘ごと焼き殺したという「安珍・清姫伝説」は、能や歌舞伎の題材として名高い。

  7. 平安時代(宮中の調度として)
    神獣・幻獣 ★★★★★ 日本(各地)

    狛犬

    こまいぬ

    神社の参道や社殿の前に一対で置かれる守護獣の像。口を開けた「阿形」と閉じた「吽形」の組み合わせが多い。起源は古代オリエントのライオン像で、中国の獅子を経て日本に伝わったとされる。

  8. 平安時代(今昔物語集)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    猿神

    さるがみ

    山にすむ年を経た大猿の妖怪で、村人に娘を生贄として差し出させたと語られる。『今昔物語集』に猟師が退治する話がある。一方で、猿は山の神の使いとして敬われてもきた。

  9. 平安時代(伝説の舞台)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    酒呑童子

    しゅてんどうじ

    大江山を根城に都の人々をさらったとされる鬼の頭領。源頼光と四天王が山伏に化けて毒酒で退治した伝説で知られ、日本三大妖怪の一つに数えられることもある。

  10. 平安時代(伝承)
    怪異 ★★★★★ 日本(栃木県)

    殺生石

    せっしょうせき

    栃木県那須町の那須湯本にある、近づく生き物の命を奪うと恐れられた石。正体を見破られて討たれた九尾の狐・玉藻前が石になったものと伝えられる。2022年に石が二つに割れているのが見つかり話題になった。

  11. 平安時代(伝説)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    鉄鼠

    てっそ

    平安時代の僧・頼豪の怨念が、鉄の牙を持つ大量の鼠に変じた妖怪。比叡山延暦寺の経典や仏像を食い荒らしたと伝わる。鳥山石燕も妖怪画集に描いた。

  12. 平安時代(平家物語)
    妖怪 ★★★★★ 日本

    鵺

    ぬえ

    猿の顔、狸の胴、虎の手足、蛇の尾を持つとされる怪物。夜に不気味な声で鳴き、『平家物語』では源頼政が弓で射落とした。正体のわからないものを「鵺的」と呼ぶ語源。

  13. 平安時代〜中世(伝承)
    奇書 ★★★★★ 日本

    未来記

    みらいき

    聖徳太子が日本の未来を予言して書き残したと伝えられる書物。『太平記』では楠木正成が四天王寺で読み、鎌倉幕府の滅亡を知ったと語られる。実物は伝わらず、中世にはさまざまな「未来記」が作られた。

  14. 古代中国〜平安時代
    妖怪 ★★★★★ 日本

    九尾の狐

    きゅうびのきつね

    九本の尾を持つ狐の妖怪。美女・玉藻前に化けて鳥羽上皇に取り入り、正体を見破られて那須野で討たれ「殺生石」になったと伝わる。2022年には殺生石が割れて話題に。

  15. 平安時代末期(1119〜1164年)
    怪異 ★★★★★ 日本(香川県)

    崇徳天皇

    すとくてんのう

    平安時代末期の第75代天皇。保元の乱に敗れて讃岐(香川県)に流され、その地で亡くなった。「日本国の大魔縁とならん」と誓って生きながら天狗になったと伝えられ、菅原道真・平将門と並ぶ日本三大怨霊の一人とされる。

  16. 平安時代の記録(今昔物語集)〜
    妖怪 ★★★★★ 日本

    産女

    うぶめ

    お産で亡くなった女性が、赤ん坊を抱いて現れるという幽霊・妖怪。通りがかった人に赤ん坊を抱かせ、重さに耐えて抱き続けた人は怪力を授かるともいう。平安時代の『今昔物語集』に話があり、各地の「子育て幽霊」の伝説にもつながっている。

  17. 平安時代の記録〜
    妖怪 ★★★★★ 日本(東北地方・長野県など)

    手長足長

    てながあしなが

    とても長い手を持つ「手長」と、とても長い足を持つ「足長」の巨人。足長が手長を背負って海で魚をとるとされるほか、鳥海山や磐梯山では人を襲う巨人として退治の伝説が残る。

  18. 古代中国〜(日本では室町・江戸時代に広まる)
    妖怪 ★★★★★ 中国

    獏

    ばく

    人の悪い夢を食べてくれるとされる霊獣。象の鼻、犀の目、牛の尾、虎の足を持つ姿で描かれる。中国では邪気をはらうとされ、日本では悪夢よけとして初夢の宝船の絵などに「獏」の字が書かれた。