ギガス写本
ぎがすしゃほん
13世紀初めにボヘミア(現在のチェコ)の修道院で作られた、世界最大級の中世写本。重さ約75kg。悪魔の大きな絵が描かれていることから「悪魔の聖書」と呼ばれ、修道士が悪魔の力を借りて一晩で書いたという伝説がある。
ナゾ年表|1185〜1602年
武士の時代に語られた妖怪や怪異、そして同じころの中世ヨーロッパの奇書や伝説など、鎌倉時代から戦国時代までのナゾです。
ぎがすしゃほん
13世紀初めにボヘミア(現在のチェコ)の修道院で作られた、世界最大級の中世写本。重さ約75kg。悪魔の大きな絵が描かれていることから「悪魔の聖書」と呼ばれ、修道士が悪魔の力を借りて一晩で書いたという伝説がある。
かばら
ユダヤ教の神秘思想。神と世界の成り立ちを、10の球(セフィラ)を線で結んだ「生命の樹(セフィロト)」などの図で説明する。中世のスペインや南フランスで発展し、のちに西洋の魔術やオカルト、数秘術、さらにはアニメやゲームにまで影響を与えた。
ぐりもわーる
天使や悪魔、精霊を呼び出す方法、お守りや魔法円の作り方などを記したヨーロッパの魔術書の総称。中世から近世にかけて写本や安価な印刷本で広まった。「ソロモンの鍵」「レメゲトン」などが有名で、ファンタジー作品の「魔導書」の原型になった。
らーがるふりょとむりん
アイスランド東部のラーガルフリョート湖にすむとされる大蛇のようなUMA。14世紀の年代記にも記録が残る。2012年に湖面をうねるように泳ぐ姿をとらえたとされる動画が公開され、世界中で話題になった。
とりののせいがいふ
イエス・キリストの遺体を包んだ布とされる、イタリア・トリノの大聖堂にある亜麻布。男性の全身の姿がうっすらと写っている。1988年の年代測定で中世のものとされたが、像の作られ方には今もナゾが残る。
ゔぉいにっちしゅこう
誰にも読めない文字と、実在しない植物や裸の女性たちの奇妙な挿絵で埋め尽くされた15世紀の写本。1912年に古書商ヴォイニッチが発見した。暗号説・人工言語説・偽書説などがあるが、今も解読されていない。
ほあん・きえむ・たーとる
ベトナム・ハノイのホアンキエム湖にすむとされた伝説の巨大カメ。英雄に宝剣を返させた神の亀として語られてきたが、実在する世界最大級のスッポンだったことが確かめられた。
ばんしゅうさらやしき
兵庫県の姫路城を舞台にした皿屋敷の怪談。主君への謀反の企てを知った女中のお菊が、家宝の皿を隠されて罪を着せられ、井戸に投げ込まれたという。姫路城には今も「お菊井戸」が残り、「お菊虫」の伝説も伝わる。
ぶんぶくちゃがま
群馬県館林市の茂林寺に伝わる、いくら汲んでもお湯が尽きない不思議な茶釜の伝説。茶釜を使っていた僧の正体は狸だったという。のちに狸が茶釜に化けて綱渡りをする昔話として広まった。
まじょ
魔術を使って人に災いをもたらすと信じられた人々。15〜17世紀のヨーロッパでは「悪魔と契約した」として多くの人が魔女裁判にかけられ、数万人が処刑された。ほうきに乗って空を飛ぶ姿や黒猫を連れたイメージは、民間伝承やのちの物語から広まった。
ぴーりーれいーすのちず
1513年にオスマン帝国の提督ピーリー・レイースが描いた世界地図。南米の海岸線などが描かれ、下の部分が「氷に覆われる前の南極大陸」ではないかと話題になった。研究者の多くは、南米の海岸線を曲げて描いたものと考えている。
うんでぃーね
四大精霊のうち水をつかさどる精霊。人間と結婚すると魂を得られるとされ、フケーの小説『ウンディーネ』で悲恋の物語として広まった。「オンディーヌの呪い」という医学用語の由来にもなった。
そいがのしょ
16世紀のイギリスに伝わったラテン語の魔術書。エリザベス1世に仕えた学者ジョン・ディーが所有し、解読のために天使と交信したと記録される。長く失われたとされたが、1994年に写本が再発見された。
ほむんくるす
錬金術によってフラスコの中で作り出されるという小さな人造人間。16世紀の錬金術師パラケルススの名で伝わる書物にその作り方が書かれている。ゲーテの『ファウスト』にも登場し、多くの創作のモチーフとなった。
ぽぽるぶふ
中米グアテマラのキチェ・マヤの人々に伝わる神話と歴史の書。世界の創造、トウモロコシから人間が生まれた話、双子の英雄が冥界の神々と球技で戦う物語などが記されている。マヤの神話を伝える最も重要な書物とされる。
れひにっつしゃほん
ハンガリーの科学アカデミーが所蔵する、未知の文字で書かれた448ページの写本。名前は以前の所在地ロホンツ(現在のオーストリアのレヒニッツ)に由来する。キリスト教や異教の挿絵があるが、文字は未解読のままである。
しょせいき
16世紀フランスの医師・占星術師ノストラダムスが著した予言詩集。日本では『ノストラダムスの大予言』として知られ、「1999年7の月に恐怖の大王が降ってくる」という詩が人類滅亡の予言と解釈されて社会現象になった。
ごーれむ
ユダヤ教の伝承に登場する、泥や土で作られた人造の巨人。聖なる文字の力で動き、作った者の命令に従う。額の「emeth(真理)」の文字から「e」を消して「meth(死)」にすると土に戻るという話が有名。16世紀プラハのラビ・レーヴの伝説が有名。
せんごひゃくはちじゅうにねんくうはくのとおかかん
スマートフォンなどのカレンダーで1582年10月を表示すると、4日の次が15日になっていて10日間がない――という話題。正体はローマ教皇グレゴリウス13世による暦の改正(グレゴリオ暦)で、実際に10日間が飛ばされた。
りぷりーすくろーる
15世紀イギリスの錬金術師ジョージ・リプリーの名を冠した、長さ数メートルの錬金術の絵巻。賢者の石を作る過程が、竜や鳥、錬金術師などの象徴的な絵と詩で描かれている。16〜17世紀の写しが20点ほど残る。
けんじゃのいし
錬金術で、鉛などの金属を金に変え、飲めば不老不死になるとも信じられた伝説の物質。中世ヨーロッパの多くの錬金術師がその完成を目指し、パリの書記ニコラ・フラメルが作り出したという伝説も残る。