オーベロン

おーべろん

精霊

ヨーロッパの伝承に登場する妖精の王。中世フランスの物語に小人の王として登場し、シェイクスピアの『夏の夜の夢』で妖精王として広く知られるようになった。

別名オベロン、妖精王、Oberon、オーブロン
時代・初出 13世紀(フランスの物語) 年表:鎌倉〜戦国のナゾ ›
発祥ヨーロッパ
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オーベロンとは

オーベロンは、ヨーロッパの伝承や文学に登場する妖精の王です。シェイクスピアの喜劇『夏の夜の夢』に、妖精の女王タイタニアの夫として登場することで、世界的に知られています。

中世フランスの小人の王

オーベロンの起源は、13世紀ごろのフランスの武勲詩『ボルドーのユオン』にさかのぼります。この物語で、オーベロンは不思議な森に住む小人の王として登場し、背丈は子どもほどしかないものの、天使のように美しい顔を持ち、強い魔力で主人公の騎士ユオンを助けます。オーベロンの名前は、ドイツの伝承に登場する小人の王「アルベリヒ」と同じ語源だと考えられています。

『夏の夜の夢』の妖精王

シェイクスピアの『夏の夜の夢』(1595年ごろ)では、オーベロンは妻タイタニアと言い争い、いたずら好きの妖精パックに命じて、タイタニアに惚れ薬を使わせます。一方で、森に迷い込んだ若い恋人たちのもつれた恋を解決しようとする、寛大な面も見せます。作曲家ウェーバーのオペラ『オベロン』(1826年)の題材にもなり、1787年に発見された天王星の衛星「オベロン」にも、その名前が付けられています。

出典・参考文献

  1. 夏の夜の夢(ウィリアム・シェイクスピア、1595年ごろ)

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