覚

さとり

妖怪

人の心を読む山の妖怪。考えていることを次々に言い当てて人をおびえさせるが、思いがけない出来事には弱い。飛騨や美濃の山中に伝わり、鳥山石燕も描いた。

別名さとり、サトリ、思い(おもい)、山鬼
時代・初出 江戸時代 年表:江戸時代のナゾ ›
発祥日本
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ステータス
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覚(さとり)とは

覚は、山の中に現れて、人の心を読むといわれる妖怪です。全身が黒く長い毛に覆われた、猿や大男のような姿で語られます。飛騨や美濃(現在の岐阜県)の山中の伝承が有名で、江戸時代の浮世絵師・鳥山石燕も妖怪画集に描いています。

心を読む妖怪の伝承

覚の話としてよく知られているのが、山小屋でたき火をしていた木こりの前に覚が現れる話です。木こりが「恐ろしい」と思えば「恐ろしいと思ったな」と、「捕まえてやろう」と思えば「捕まえようと思ったな」と、覚は考えていることをすべて言い当てていきます。困った木こりが無心に作業を続けていると、たき火の薪がはぜて覚の顔に当たりました。覚は「人間は思いもよらないことをする」と驚き、逃げていったといいます。

覚が伝えること

心を読む覚も、人が考えずに起こしたこと、偶然の出来事までは読めなかったというこの話は、「無心」の強さを伝える教訓としても語られてきました。現代では、人の心を読む能力を持つキャラクターのモデルとして、漫画やゲームにも登場しています。

覚の伝承・目撃地点

ご注意 私有地・立入禁止区域への侵入は法律で禁止されています。現地の方の迷惑になる行為はおやめください。

地図上の位置は、伝承・目撃の舞台となった地域の目安です。多くの地点は市区町村・都道府県(海外は都市を約10km単位に丸めた位置・国)の代表点に置いており、正確な場所を示すものではありません。
市区町村の代表点:アドレス・ベース・レジストリ(デジタル庁)をもとにした Geolonia 住所データ(CC BY 4.0) / 国の代表点:Natural Earth

出典・参考文献

  1. 今昔画図続百鬼(鳥山石燕、1779)

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