猿の手

さるのて

怪異

持ち主の願いを三つかなえるが、その代わりに恐ろしい代償をもたらすミイラ化した猿の手。1902年にイギリスの作家W・W・ジェイコブズが発表した短編怪奇小説で世界的に有名。

別名The Monkey's Paw、猿の手(小説)、3つの願い
時代・初出 1902年 年表:明治〜戦前のナゾ ›
発祥イギリス
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猿の手とは

猿の手は、持ち主の願いを三つかなえる力を持つという、ミイラ化した猿の手です。イギリスの作家W・W・ジェイコブズが1902年に発表した短編怪奇小説『猿の手(The Monkey’s Paw)』に登場し、怪奇小説の古典として世界中で読み継がれています。

『猿の手』のあらすじ

インドから帰ってきた軍人が、ある一家に「三つの願いをかなえる猿の手」を置いていきます。軍人は「運命を変えようとした者は不幸になる」と警告しますが、一家の父親は冗談半分に「200ポンドがほしい」と願います。翌日、息子が工場の事故で亡くなり、会社から見舞金として、ちょうど200ポンドが届けられました。悲しみに暮れる母親は、二つ目の願いで「息子を生き返らせて」と願ってしまいます。その夜、玄関の扉を叩く音が響き始め――。父親は、三つ目の願いを口にします。

「願い事には気をつけろ」

猿の手の物語は、「願いは思わぬ形でかない、恐ろしい代償を伴う」という教訓を伝える話として知られています。何度も映画化・ドラマ化され、アニメやドラマのパロディでも頻繁に取り上げられています。「呪いの品」をめぐる怪談の代表的な作品として、都市伝説のように語られることもあります。

出典・参考文献

  1. The Monkey's Paw(W. W. Jacobs、1902)

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