1. 1868年(言葉の初出とされる)
    都市伝説 ★★★★★ イギリス

    ディストピア

    でぃすとぴあ

    理想郷(ユートピア)の反対で、徹底した管理や監視、抑圧によって人々の自由が奪われた社会のこと。『1984年』などの小説で知られ、現実の監視技術や陰謀論と結びつけて都市伝説的に語られることもある。

  2. 幕末(1868年ごろ)
    都市伝説 ★★★★★ 日本(群馬県)

    徳川埋蔵金

    とくがわまいぞうきん

    江戸幕府が滅びる直前、幕府の巨額の軍資金がひそかにどこかへ埋められたという伝説。幕府の勘定奉行・小栗上野介が群馬県の赤城山に隠したという説が有名で、テレビ番組の大規模な発掘でも話題になったが、見つかっていない。

  3. 1869年(西洋に紹介)
    実在確認UMA ★★★★★ 中国

    ジャイアントパンダ

    じゃいあんとぱんだ

    白黒の毛皮で知られるクマの仲間。西洋の科学に知られたのは1869年と遅く、長く「幻の動物」とされた。世界三大珍獣の一つで、発見の経緯と現在の姿を解説。

  4. 1872年(発見)
    オーパーツ ★★★★★ アメリカ

    ウィニペソーキー湖のミステリー・ストーン

    うぃにぺそーきーこのみすてりーすとーん

    アメリカ・ニューハンプシャー州のウィニペソーキー湖の近くで1872年に見つかった、卵形の黒っぽい石。人の顔やトウモロコシ、矢じり、月などの彫刻が施され、両端には貫通する穴が開いている。誰が、いつ、何のために作ったのかわかっていない。

  5. 1872年
    怪異 ★★★★★ アメリカ

    メアリー・セレスト号

    めありー・せれすとごう

    1872年、大西洋を漂流しているところを発見された帆船。積み荷や食料は残されたまま、船長一家と乗組員全員が消えていた。史上最も有名な「幽霊船」の謎。

  6. 19世紀後半
    古代文明 ★★★★★ 地底(伝説上)

    アガルタ

    あがるた

    地球の内部に広がるとされる伝説の地底世界。高度な文明を持つ人々が暮らし、首都シャンバラがあるとも語られる。19世紀の神秘思想家の著作によって広まった。

  7. 1876年(言葉の初出とされる)
    怪異 ★★★★★ フランス

    デジャヴ

    でじゃゔ

    初めて訪れた場所や初めての出来事なのに、「前にも同じことがあった」と強く感じる不思議な感覚。フランス語で「すでに見た」を意味する。多くの人が経験するといわれ、前世の記憶や予知夢と結びつけて語られることもある。

  8. 1884年(記載)
    実在確認UMA ★★★★★ 世界の深海

    ラブカ

    らぶか

    原始的な姿を残す深海のサメ。ウナギのように細長く、海の大蛇シーサーペントの正体とする説もある。1884年に相模湾の標本から新種として記載された。

  9. 明治時代〜
    都市伝説 ★★★★★ 日本

    こっくりさん

    こっくりさん

    紙に書いた文字の上で10円玉を動かし、霊に質問する占い・降霊術。明治時代に西洋の「テーブル・ターニング」が伝わって流行した。1970年代には子どもの間で大ブームになった。

  10. 1890年ごろ
    UMA ★★★★★ オーストラリア

    モハモハ

    もはもは

    オーストラリアのグレートバリアリーフ周辺で目撃されたとされる、カメのような胴体に長い首と魚のような尾を持つ海のUMA。19世紀末に目撃談が博物館に報告された。

  11. 1891年(採録)
    精霊 ★★★★★ イギリス

    ヤレリー・ブラウン

    やれりー・ぶらうん

    イングランドのリンカンシャーの民話に登場する、しわだらけの小さな妖精。助けてくれた若者に恩返しをするが、「感謝してはいけない」という約束を破られたことで、一生不幸をもたらした。

  12. 18世紀(騒動)/1897年(ドラキュラ)
    怪異 ★★★★★ ヨーロッパ

    吸血鬼

    きゅうけつき

    夜に墓からよみがえり、人の血を吸うとされる死者。東欧の民間伝承に由来し、18世紀には「吸血鬼騒動」も起きた。ブラム・ストーカーの小説『吸血鬼ドラキュラ』で現在のイメージが定着した。

  13. 19世紀後半(市場に登場)
    オーパーツ ★★★★★ メキシコ(とされる)

    水晶ドクロ

    すいしょうどくろ

    水晶を人間の頭蓋骨の形に彫った工芸品。古代マヤやアステカの遺物とされ、「13個集まると人類の謎が解ける」などの伝説も生まれた。しかし大英博物館などの調査で、近代の工具で加工された跡が見つかり、19世紀以降に作られたものと考えられている。

  14. 1901年(発見)
    実在確認UMA ★★★★★ コンゴ民主共和国

    オカピ

    おかぴ

    シマウマのような縞模様を持つキリンの仲間。コンゴの密林にすむ「幻の動物」として噂されていたが、1901年に発見された。世界三大珍獣の一つ。

  15. 1902年
    怪異 ★★★★★ イギリス

    猿の手

    さるのて

    持ち主の願いを三つかなえるが、その代わりに恐ろしい代償をもたらすミイラ化した猿の手。1902年にイギリスの作家W・W・ジェイコブズが発表した短編怪奇小説で世界的に有名。

  16. 19世紀末〜20世紀初頭
    都市伝説 ★★★★★ 欧米(インドの思想の影響)

    アカシックレコード

    あかしっくれこーど

    宇宙の始まりからのあらゆる出来事、人の思いや感情までが記録されているという「宇宙の記憶の図書館」。19世紀末の神智学で語られ始め、前世や未来を知る手段としてスピリチュアルの世界で広まった。科学的な裏付けはない。

  17. 18世紀(伝説)/1909年
    UMA ★★★★★ アメリカ

    ジャージーデビル

    じゃーじーでびる

    アメリカ・ニュージャージー州の森に伝わる、馬のような頭とコウモリの翼を持つ怪物。18世紀の伝説に始まり、1909年には大規模な目撃騒動が起きた。

  18. 1910年代(生きた個体を捕獲)
    実在確認UMA ★★★★★ リベリア

    コビトカバ

    こびとかば

    西アフリカの森にすむ小型のカバ。頭骨は19世紀に知られていたが、生きた姿は謎で「幻の動物」とされ、20世紀初めに捕獲された。オカピ・ジャイアントパンダと並ぶ世界三大珍獣。

  19. 1910年(確認)
    実在確認UMA ★★★★★ インドネシア

    コモドドラゴン

    こもどどらごん

    インドネシアの島々にすむ世界最大のトカゲ。「陸のワニ」の噂として語られていたが、1910年にヨーロッパ人が確認し、1912年に新種として記載された。

  20. 明治時代の記録(1910年『遠野物語』)
    妖怪 ★★★★★ 日本(岩手県遠野地方)

    迷い家

    まよいが

    山の中で道に迷った人がたどり着くという、誰もいない立派な屋敷。中の物を持ち帰ると幸運に恵まれるという。柳田國男の『遠野物語』に、川上から流れてきた赤い椀で裕福になった女性の話が収められている。

  21. 1917年
    精霊 ★★★★★ イギリス

    コティングリーの妖精写真

    こてぃんぐりーのようせいしゃしん

    1917年、イギリスのコティングリー村で2人の少女が撮影した「妖精と一緒の写真」。名探偵ホームズの作者コナン・ドイルが本物として紹介し大論争になったが、1983年に2人が絵の切り抜きを使ったと告白した。

  22. 1920年代〜1950年代
    UMA ★★★★★ ネパール

    イエティ

    いえてぃ

    ヒマラヤ山脈に住むとされる毛むくじゃらの大型類人猿「雪男」。1951年の足跡写真で世界的に有名に。近年のDNA調査では、標本の多くがクマのものと判明している。

  23. 大正時代
    怪異 ★★★★★ 日本(北海道)

    お菊人形

    おきくにんぎょう

    北海道岩見沢市の萬念寺に納められている、髪が伸びると伝えられる日本人形。幼くして亡くなった少女・菊子がかわいがっていた人形で、少女の死後、おかっぱだった人形の髪が伸び始めたという。日本で最も有名な不思議な人形の一つ。

  24. 1920年代(西洋への紹介)
    UMA ★★★★★ ザンビア

    コングマトー

    こんぐまとー

    アフリカ南部ザンビアの湿地帯で語られる、翼竜のような姿の飛行UMA。現地の言葉で「船を転覆させるもの」を意味するとされる。1920年代にイギリス人の著書で紹介された。

  25. 1920年代
    古代文明 ★★★★★ 太平洋

    パシフィス大陸

    ぱしふぃすたいりく

    かつて太平洋の中央にあったと仮定された幻の大陸。ポリネシアの島々に共通する文化の分布を説明するため1920年代に唱えられたが、地質学的な証拠はなく否定されている。

  26. 19世紀後半〜1920年代
    古代文明 ★★★★★ 太平洋

    ムー大陸

    むーたいりく

    かつて太平洋にあり、高度な文明とともに海に沈んだとされる幻の大陸。20世紀前半の著作によって世界的に知られるようになった。

  27. 1920年代(西洋への紹介)
    UMA ★★★★★ モンゴル

    モンゴリアン・デス・ワーム

    もんごりあん・です・わーむ

    モンゴルのゴビ砂漠にすむとされる、赤く太いミミズのようなUMA。現地では「オルゴイ・コルコイ」と呼ばれ、毒を吐いたり電気を放ったりして人を殺すと恐れられている。

  28. 江戸時代(風習)・1921年(童謡)
    都市伝説 ★★★★★ 日本

    てるてる坊主

    てるてるぼうず

    晴れを願って軒先につるす人形と、それを歌った童謡にまつわる都市伝説。童謡の3番では、晴れなかったら首を切ってしまうという内容が歌われていることから、怖い由来の噂が語られている。

  29. 1922年(童謡の発表)
    都市伝説 ★★★★★ 日本(神奈川県)

    赤い靴の女の子

    あかいくつのおんなのこ

    童謡「赤い靴」にまつわる都市伝説。異国の人に連れて行かれた女の子は人さらいにあったのではないか、歌詞の「異人さん」は「ひいじいさん」だった、などの噂がある。モデルとされる少女には、悲しい実話が伝わっている。

  30. 1920年代(小説での初登場)
    奇書 ★★★★★ アメリカ

    ネクロノミコン

    ねくろのみこん

    アメリカの怪奇作家ラヴクラフトが小説の中で創作した架空の魔導書。狂えるアラブ人アブドゥル・アルハザードが書いた禁断の書で、読む者を狂気に陥れるとされる。クトゥルフ神話の中心的なアイテムとなり、「本物」をうたう偽書まで出版された。

  31. 1928年(公開)
    古代文明 ★★★★★ 日本

    竹内文書

    たけうちもんじょ

    茨城県の竹内家に伝わるとされた古文書。神武天皇以前の超古代王朝や、キリストが日本で亡くなったという話を記す。1928年に公開されたが、近代の偽書とされている。

  32. 1929年(記載)
    実在確認UMA ★★★★★ コンゴ民主共和国

    ボノボ

    ぼのぼ

    チンパンジーによく似た類人猿。長くチンパンジーと区別されず、博物館の頭骨から別の動物だと気づかれたのは1929年。「最後に発見された類人猿」の経緯を解説。

  33. 1930年代(昭和初期)
    都市伝説 ★★★★★ 日本

    赤マント

    あかまんと

    赤いマントを着た怪人が子どもをさらうという噂。昭和初期の東京で広まり、大騒ぎになった。のちに学校のトイレで「赤いマントと青いマント、どっちがいい?」と聞く怪談に変化した。

  34. 1930年代
    UMA ★★★★★ カナダ

    キャディ

    きゃでぃ

    カナダ西岸ブリティッシュコロンビア州の沿岸で目撃される海の大蛇型UMA。1930年代に新聞が命名し、クジラの胃から見つかった死骸の写真も残る。正体は諸説ある。

  35. 1930年代(古い伝承は6世紀ごろ)
    UMA ★★★★★ イギリス

    ネッシー

    ねっしー

    スコットランドのネス湖にすむとされる首の長い怪獣。1930年代から目撃が増え、世界で最も有名なUMAの一つになった。

  36. 1938年(発見)
    実在確認UMA ★★★★★ 南アフリカ

    シーラカンス

    しーらかんす

    約6600万年前に絶滅したと考えられていた古代魚。1938年に南アフリカで生きた個体が見つかり、世界を驚かせた「生きている化石」の代表。発見の経緯を解説。

  37. 1930年代(話題に)/白亜紀(足跡)
    オーパーツ ★★★★★ アメリカ

    人間と恐竜の足跡

    にんげんときょうりゅうのあしあと

    アメリカ・テキサス州のパラクシー川の川底に残る、白亜紀の恐竜の足跡の化石。そばに巨大な人間の足跡のようなものがあるとして、恐竜と人類の共存の証拠と主張された。研究により、細長い恐竜の足跡や、後から彫られた偽物とわかっている。

  38. 昭和初期の記録(柳田國男「妖怪名彙」)
    妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県)

    べとべとさん

    べとべとさん

    夜道をひとりで歩いていると、後ろから「べとべと」と足音がついてくるという奈良県などに伝わる妖怪。道の端に寄って「べとべとさん、先へお越し」と言うと足音が消えるとされる。

  39. 1940年代
    精霊 ★★★★★ イギリス

    グレムリン

    ぐれむりん

    第二次世界大戦中、イギリス空軍のパイロットたちの間で語られた、飛行機の機械にいたずらをして故障させる小鬼。ロアルド・ダールの本や1984年の映画で世界的に有名になった。

  40. 1943年(とされる)
    都市伝説 ★★★★★ アメリカ

    フィラデルフィア実験

    ふぃらでるふぃあじっけん

    1943年、アメリカ海軍が駆逐艦エルドリッジを透明にする極秘実験を行い、船が消えて別の港に瞬間移動し、乗組員が壁に埋まるなどの異変が起きたという都市伝説。海軍はそのような実験はなかったとしている。

  41. 1940年代(収集)
    オーパーツ ★★★★★ メキシコ

    恐竜土偶

    きょうりゅうどぐう

    メキシコのアカンバロで、1940年代にドイツ出身の実業家ワルデマール・ジュルスルードが集めた3万点以上の土の人形。恐竜そっくりの像が多く含まれ、恐竜と人類の共存の証拠と話題になったが、多くの考古学者は近代に作られたものと考えている。

  42. 1944〜1945年
    UFO ★★★★★ アメリカ

    フー・ファイター

    ふーふぁいたー

    第二次世界大戦中、連合軍のパイロットが目撃した、戦闘機を追いかけるように飛ぶ謎の光の玉。敵の新兵器とも疑われたが、正体はわからないまま終わった。

  43. 近代の民俗資料に記録
    妖怪 ★★★★★ 日本(徳島県)

    子泣き爺

    こなきじじい

    老人の姿をしているのに、夜道で赤ん坊のような声で泣くという妖怪。かわいそうに思って抱き上げると、どんどん重くなって離れなくなり、命を奪われるともいう。徳島県の山間部に伝わり、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で鬼太郎の仲間として有名になった。

  44. 近代の民俗資料に記録
    妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県・兵庫県・滋賀県)

    砂かけ婆

    すなかけばばあ

    人けのない森や神社の近くを通る人に、どこからともなく砂をばらばらと振りかけて驚かす妖怪。奈良県・兵庫県・滋賀県などに伝わる。姿を見た者はいないが、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で老婆の姿で描かれて有名になった。正体は狸ともいわれる。