コティングリーの妖精写真

こてぃんぐりーのようせいしゃしん

精霊

1917年、イギリスのコティングリー村で2人の少女が撮影した「妖精と一緒の写真」。名探偵ホームズの作者コナン・ドイルが本物として紹介し大論争になったが、1983年に2人が絵の切り抜きを使ったと告白した。

別名コティングリー妖精事件、コティングリーの妖精、コティングリー妖精写真事件、Cottingley Fairies
時代・初出 1917年 年表:明治〜戦前のナゾ ›
発祥イギリス
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コティングリーの妖精写真とは

コティングリーの妖精写真は、1917年、イギリス北部のコティングリー村で、いとこ同士の少女エルシー・ライト(当時16歳)とフランシス・グリフィス(当時9歳)が撮影した写真です。小川のほとりで、羽のある小さな妖精たちがフランシスの前で踊る姿などが写っていました。2人はその後も撮影を続け、1920年までに合わせて5枚の写真が撮られました。

コナン・ドイルが本物と紹介

写真は神智学協会の会員の手を経て、名探偵シャーロック・ホームズの作者として知られる作家アーサー・コナン・ドイルの目に留まりました。心霊主義を信じていたドイルは、1920年に雑誌『ストランド・マガジン』でこの写真を「妖精が実在する証拠」として紹介し、のちに本も出版しました。写真の専門家の中にも「二重露光などの細工は見られない」とする人がいたため、本物か偽物かをめぐって大きな論争になりました。

66年後の告白

一方で、写真の妖精は流行の服装や髪型をしており、絵のように平面的だと疑う声もありました。1983年、年をとったエルシーとフランシスは、妖精は子ども向けの本の挿絵を写して描いた紙の切り抜きで、帽子のピンで草に留めて撮影したものだったと告白しました。ただしフランシスは、5枚目の写真だけは本物だと、亡くなるまで主張し続けたといわれます。最初の写真がどう撮られたのかは、ナゾマップの検証記事でも詳しく取り上げています。

妖精を信じたい人々

この事件は、第一次世界大戦で多くの人が家族を失い、目に見えない世界を信じたいという気持ちが強まっていた時代に起きました。写真は現在、トリック写真の歴史を語るうえで欠かせない例となっています。イギリスの妖精の伝承については、フェイやピクシーの項目も参考にしてください。

コティングリーの妖精写真のつながり

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