1. 明治時代の記録(1910年『遠野物語』)
    妖怪 ★★★★★ 日本(岩手県遠野地方)

    迷い家

    まよいが

    山の中で道に迷った人がたどり着くという、誰もいない立派な屋敷。中の物を持ち帰ると幸運に恵まれるという。柳田國男の『遠野物語』に、川上から流れてきた赤い椀で裕福になった女性の話が収められている。

  2. 昭和初期の記録(柳田國男「妖怪名彙」)
    妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県)

    べとべとさん

    べとべとさん

    夜道をひとりで歩いていると、後ろから「べとべと」と足音がついてくるという奈良県などに伝わる妖怪。道の端に寄って「べとべとさん、先へお越し」と言うと足音が消えるとされる。

  3. 近代の民俗資料に記録
    妖怪 ★★★★★ 日本(徳島県)

    子泣き爺

    こなきじじい

    老人の姿をしているのに、夜道で赤ん坊のような声で泣くという妖怪。かわいそうに思って抱き上げると、どんどん重くなって離れなくなり、命を奪われるともいう。徳島県の山間部に伝わり、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で鬼太郎の仲間として有名になった。

  4. 近代の民俗資料に記録
    妖怪 ★★★★★ 日本(奈良県・兵庫県・滋賀県)

    砂かけ婆

    すなかけばばあ

    人けのない森や神社の近くを通る人に、どこからともなく砂をばらばらと振りかけて驚かす妖怪。奈良県・兵庫県・滋賀県などに伝わる。姿を見た者はいないが、漫画『ゲゲゲの鬼太郎』で老婆の姿で描かれて有名になった。正体は狸ともいわれる。