ンデンデキとは
ンデンデキは、アフリカ中部のコンゴ共和国などの湖や湿地にすむとされる、巨大なカメの未確認動物(UMA)です。甲羅の直径は3〜4mにもなるといわれ、現在知られているどのカメよりもはるかに大きな姿で語られています。
ンデンデキは、首の長い恐竜のようなUMAモケーレ・ムベンベと同じ地域で語られる生き物で、コンゴの密林にひそむ「未知の巨大生物」の一つとして知られています。
コンゴの密林と湿地
ンデンデキの話が伝わるのは、コンゴ共和国北部のリクアラ地方などに広がる、広大な熱帯雨林と湿地帯です。中でもテレ湖の周辺は、人がめったに立ち入ることのない場所で、道もほとんどなく、たどり着くだけでも何日もかかります。こうした地域には、まだ知られていない大きな生き物がすんでいるのではないかと、多くの探検家が考えてきました。
探検家たちが聞いた話
ンデンデキの話は、1980年代を中心に、モケーレ・ムベンベを探すためにコンゴの奥地を訪れた探検家たちが、現地の人々から聞き取った話として伝えられています。アメリカの生物学者ロイ・マッカルらの調査隊は、モケーレ・ムベンベのほかにも、現地で語られるいくつかの謎の生き物について記録しており、ンデンデキもその一つでした。
現地の人々によれば、ンデンデキは湖や川の深い場所にすみ、ときおり水面に巨大な甲羅を見せるといいます。人を襲うような恐ろしい生き物としてではなく、とても大きなカメとして語られることが多いのが特徴です。
実在した巨大なカメ
甲羅の直径が3m以上もあるカメというと、とても信じられない大きさに思えるかもしれません。しかし、かつての地球には、実際にそれほど巨大なカメがすんでいました。
約7000万年以上前の白亜紀の海には、全長4mにもなるウミガメの仲間「アーケロン」がすんでいました。また、数百万年前の南米の川や湿地には、甲羅の長さが2〜3mにもなる淡水のカメ「ストゥペンデミス」がすんでいたことがわかっています。巨大なカメが実在したことは確かであり、ンデンデキがその生き残りだと想像する人もいます。
ンデンデキの正体は?
ただし、現在のアフリカにそれほど大きなカメが生き残っているという証拠は見つかっていません。ンデンデキの正体としては、アフリカにすむ実在の大型のカメを、実際よりも大きく語ったものではないかと考えられています。
アフリカの川や湖には、甲羅の長さが1mに近くなるスッポンの仲間なども生息しています。水面に一部だけ見えた甲羅は、全体の大きさがわかりにくく、とても大きなものに見えることがあります。また、遠く離れた場所から見た印象や、話が人から人へ伝わるうちに大きさがふくらんでいった可能性もあります。
なぜコンゴにUMAの話が多いのか
コンゴの密林には、オカピのように、20世紀になってからようやく西洋の科学者に知られた動物もいます。そのため、まだ知られていない大型の動物がいてもおかしくないと考える人が多く、モケーレ・ムベンベや巨大なワニのマハンバなど、さまざまなUMAの話が生まれてきました。かつて伝説とされながら実在が確かめられたオカピの例は、こうした探検の夢を支えてきたのです。





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