秘密結社と陰謀論
実在した友愛団体フリーメーソンと秘密結社イルミナティ。その名前は、やがて「世界を裏で操る黒幕」という陰謀論と結びついていきました。実在の団体の歴史と、噂・陰謀論とを分けて、つながりを整理します。
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つながりを文章で読む
- アダム・ヴァイスハウプト 創設 → イルミナティ 1776年、バイエルンの大学教授ヴァイスハウプトが創設した。
- イルミナティ ロッジで会員集め → フリーメーソン イルミナティはフリーメーソンのロッジを通じて会員を集めた。
- ピラミッド・アイ・タブレット 似たシンボル → フリーメーソン 「目のあるピラミッド」はフリーメーソンのシンボルとも結びつけて語られる。
- イルミナティ 黒幕とされる → ニューワールドオーダー(新世界秩序) 解散後も生き残って世界を操っている、という陰謀論が生まれた。
- フリーメーソン 黒幕とされる → ニューワールドオーダー(新世界秩序) 儀式が非公開だったことから、陰謀論の対象になった。
- イルミナティカード 名前を借りたゲーム → イルミナティ 秘密結社をテーマにしたカードゲーム。「予言」はこじつけとされる。
- レプティリアン 支配者は宇宙人? → ニューワールドオーダー(新世界秩序) 「支配者の正体は爬虫類型の宇宙人」とする説。根拠はない。
- 悪魔崇拝 噂で結びつく → ニューワールドオーダー(新世界秩序) 秘密結社が悪魔崇拝をしているという根拠のない噂。
- 人類は月に行っていない説 「政府が隠す」型 → ニューワールドオーダー(新世界秩序) 大きな出来事の裏に隠された真実がある、という同じ型の陰謀論。
- 疑う心 広がる背景 → ニューワールドオーダー(新世界秩序)
物語
- 実在した二つの団体
フリーメーソンは1717年にロンドンで最初のグランドロッジが作られた友愛団体。イルミナティは1776年にバイエルンで生まれ、10年ほどで解散した秘密結社です。どちらも歴史上実在した団体です。
- 秘密は噂を呼ぶ
儀式を非公開にしていたことや、政府に禁止されて解散したことから、「今も裏で世界を操っている」という噂が生まれました。
- 新世界秩序という合言葉
ニューワールドオーダーは、もともと冷戦後の新しい国際秩序を指す政治の言葉でした。それが「秘密のエリートによる世界支配計画」という陰謀論の合言葉になっていきました。
- 次々に結びつく噂
爬虫類人説、悪魔崇拝の噂、月面着陸の捏造説――。根拠のない話どうしが、同じ「黒幕」の物語の中で結びつけられていきます。
- シンボルとゲーム
目のあるピラミッドのシンボルや、秘密結社をテーマにしたカードゲームも、「隠されたメッセージ」として語られることがあります。多くはあとからのこじつけです。
- なぜ信じたくなるのか
複雑な出来事に単純な答えを求める心が、陰謀論を広げる背景にあるといわれます。特定の人や団体を「黒幕」と決めつけることは、差別や名誉毀損につながるおそれもあります。