フリーメーソンとは?
フリーメーソン(フリーメイソン)は、会員どうしの親睦や慈善活動、自己の人格向上を目的とする友愛団体です。各地の支部を「ロッジ」、それらをまとめる組織を「グランドロッジ」と呼び、世界中に数百万人の会員がいるとされます。日本にもグランドロッジがあり、ロッジの建物を一般公開する催しが行われたこともあります。
フリーメーソンの起源と歴史
一般的には、中世ヨーロッパで大聖堂などを建てた石工(メイソン)の職人組合が起源と考えられています。やがて石工以外の人々も会員として迎えるようになり、1717年にロンドンで四つのロッジが集まって最初のグランドロッジが結成されました。これが近代フリーメーソンの始まりとされます。
18世紀には啓蒙思想の広がりとともにヨーロッパやアメリカに広まり、作曲家モーツァルトや、アメリカ初代大統領ジョージ・ワシントンなどの著名人が会員だったことが知られています。
フリーメーソンのシンボルと1ドル札
フリーメーソンのシンボルとしては、建築の道具であるコンパスと直角定規を組み合わせたマーク(中央に「G」の文字が入ることも多い)が有名です。また、三角形の中に目を描いた「プロビデンスの目(全能の目)」もフリーメーソンの象徴として知られます。
アメリカの1ドル札の裏面にピラミッドと目が描かれていることから、「アメリカはフリーメーソンが作った国だ」と語られることがあります。ただし、このデザインのもとになった国璽(こくじ)の図案は複数の人の手を経て決まったもので、プロビデンスの目はキリスト教美術で古くから使われてきたモチーフでもあり、フリーメーソンが公式に関わった証拠はないとされています。
フリーメーソンの陰謀論・都市伝説
フリーメーソンは入会の儀式や合言葉などを外部に公開してこなかったため、昔から「秘密結社」として好奇の目で見られてきました。そこから「各国の政府や金融を裏で支配している」「フランス革命やアメリカ独立を仕組んだ」といった陰謀論が生まれ、同じく秘密結社伝説のイルミナティや、ディープステートの話と混ぜて語られることもあります。
しかし、こうした陰謀論には確かな根拠がありません。過去には、フリーメーソンへの根拠のない敵視が、特定の人々への迫害やデマに結びついたこともありました。実在の団体であるフリーメーソンと、その周りで語られる都市伝説とは、分けて考える必要があります。





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