デンデラの電球とは
デンデラの電球は、エジプト南部の町デンデラにある、女神ハトホルをまつる神殿の地下室(クリプト)の壁に刻まれた浮き彫り(レリーフ)のことです。神殿は古代エジプトの最後の王朝であるプトレマイオス朝の末期からローマ時代にかけて建てられたもので、浮き彫りもそのころのものです。
浮き彫りには、人の背丈ほどもある細長い風船のような形の中に、波打つヘビが描かれています。その一方の端は箱のようなものにつながり、反対側は柱のようなもので支えられています。
「古代の電球」説
この形が、ガラスの電球の中のフィラメント、電線、絶縁体を表しているように見えることから、古代エジプト人は電気を知っていて、電球を使っていたのではないか、という説が唱えられました。暗いピラミッドや墓の内部に、たいまつのすすが残っていないのは電灯を使ったからだ、という主張とも結びつけられています。
エジプト学の解釈
エジプト学者たちは、この浮き彫りを宗教的な神話の場面だと考えています。細長い形は、天地創造のときに原初の水から咲いたハスの花で、そこから生まれ出たヘビは、太陽や創造と関係する神(ハルソムトゥス)を表しているとされます。支えている柱は、安定や永続を象徴する「ジェド柱」です。浮き彫りの横に刻まれた文字も、こうした神話の内容を説明しています。
また、古代の墓や神殿の内部にすすが少ないのは、煙の少ない油を使ったランプがあったためと考えられています。電気に関係するオーパーツとしては、バグダッド電池も有名です。有名なオーパーツの一覧はオーパーツのページにまとめています。





コメント(0)
まだコメントはありません。伝承や目撃談の補足、感想など、最初のコメントを書いてみませんか?