ナゾ年表|年代のない神話・紀元前
神話・先史のナゾ
世界の神話に語られる神々や幻獣、紀元前の遺跡や伝説など、歴史が記される前の時代のナゾです。
-
約2300万〜360万年前
-
紀元前3000年ごろ〜紀元前1500年ごろ
ストーンヘンジ
すとーんへんじ
イギリス南部のソールズベリー平原にある先史時代の巨石遺跡。紀元前3000年ごろから段階的に作られた。夏至の日の出の方向に合わせて石が配置されており、誰が何のために作ったのかは今も謎が多い。
-
紀元前3千年紀〜
-
紀元前2500年ごろ〜紀元前1900年ごろ
モヘンジョダロ
もへんじょだろ
パキスタンのインダス川流域にある、インダス文明最大級の都市遺跡。紀元前2500年ごろに栄え、碁盤の目の街路や下水道、大浴場をそなえた計画都市だった。文字は未解読で、古代核戦争で滅んだという都市伝説でも知られる。
-
紀元前2000年ごろ(シュメール語の物語)
ギルガメシュ叙事詩
ぎるがめしゅじょじし
古代メソポタミアで生まれた、世界最古級の文学作品。ウルクの王ギルガメシュが親友エンキドゥとともに怪物を倒し、友の死をきっかけに不死を求めて旅をする物語。ノアの方舟によく似た大洪水の話が含まれる。
-
紀元前2000年ごろ(シュメール語の物語)
フンババ
ふんばば
古代メソポタミアの『ギルガメシュ叙事詩』に登場する、杉の森の番人の怪物。神エンリルに森の守護を命じられ、恐ろしい顔と七つの光の衣をまとう。英雄ギルガメシュと親友エンキドゥによって討ち取られた。
-
紀元前1600年ごろ(青銅器時代)
ネブラ・ディスク
ねぶらでぃすく
ドイツのネブラ近郊で見つかった、金で太陽(満月)・三日月・星々を描いた直径約32cmの青銅の円盤。紀元前1600年ごろの青銅器時代のものとされ、宇宙を具体的に描いた世界最古の例の一つ。盗掘から押収までの経緯も話題になった。
-
紀元前16世紀ごろ〜紀元前1世紀
死者の書
ししゃのしょ
古代エジプトで、死者が冥界を無事に旅して楽園に入れるよう、ミイラとともに墓に納められた呪文集。パピルスに書かれ、死者の心臓を羽根と天秤で量る「最後の審判」の場面が有名。本来の題は「日のもとに出現するための書」。
-
紀元前2千年紀(『エヌマ・エリシュ』)
ティアマト
てぃあまと
古代バビロニアの創世神話『エヌマ・エリシュ』に登場する原初の海の女神。怪物の軍団を生み出して若い神々と戦ったが、英雄神マルドゥクに倒され、その体は二つに裂かれて天と地になったとされる。
-
紀元前14世紀ごろ(古代エジプト)
ウロボロス
うろぼろす
自分の尾をくわえて輪になった蛇(または竜)の図像。古代エジプトに起源をもち、錬金術やグノーシス主義に受け継がれた。始まりも終わりもない姿から、無限・永遠・死と再生のシンボルとされる。
-
紀元前1200年ごろ(リグ・ヴェーダ)
ヴリトラ
ゔりとら
古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』に登場する巨大な蛇(竜)。世界の水を堰き止めて干ばつをもたらしたが、雷神インドラにヴァジュラで倒された。名前は「覆い隠すもの」を意味するとされる。
-
縄文時代晩期
-
紀元前8世紀ごろ
アッシリアの水晶レンズ
あっしりあのすいしょうれんず
現在のイラクにある古代アッシリアの都ニムルドの宮殿跡から1850年に見つかった、紀元前8世紀ごろの水晶の板。凸レンズの働きをすることから、古代の虫めがねや望遠鏡ではないかと話題になった。大英博物館所蔵。装飾品の一部とする見方もある。
-
紀元前8世紀ごろ(ホメロス『オデュッセイア』)
サイクロプス
さいくろぷす
ギリシャ神話に登場する、額に一つだけ目をもつ巨人。ゼウスの雷を作った鍛冶の名人として語られる一方、『オデュッセイア』では英雄オデュッセウスの一行を捕らえて食べる人食い巨人ポリュペモスとして描かれる。
-
紀元前8〜7世紀ごろ(ヘシオドス『神統記』)
タイタン
たいたん
ギリシャ神話で、オリュンポスの神々より前に世界を支配していた巨神族。天空神ウラノスと大地の女神ガイアの子どもたちで、クロノスを王とした。ゼウスたちとの10年に及ぶ戦い「ティタノマキア」に敗れた。
-
紀元前8〜7世紀ごろ(ヘシオドス『神統記』)
プロメテウス
ぷろめてうす
ギリシャ神話に登場するタイタン族の神。神々の火を盗んで人間に与え、文明をもたらしたとされる。怒ったゼウスによって山に鎖でつながれ、毎日大鷲に肝臓をついばまれる罰を受けたが、英雄ヘラクレスに救われた。
-
紀元前5〜4世紀(クテシアスの記録)
ユニコーン
ゆにこーん
額に一本の長い角をもつ馬に似た幻獣。古代ギリシャの記録に登場し、中世ヨーロッパでは清らかな乙女にしか捕まえられない聖なる獣とされた。角には解毒の力があると信じられ、高値で取引された。
-
紀元前4世紀(プラトンの著作)
-
紀元前4世紀(プラトンの著作)
オリハルコン
おりはるこん
プラトンが記した、アトランティスで産出したという伝説の金属。炎のように赤く輝いたとされる。正体は真鍮などの銅合金とする説があり、2015年には沈没船から合金の塊が見つかった。
-
紀元前4世紀〜紀元後4世紀ごろ成立
-
紀元前数世紀〜紀元後数世紀ごろ成立
-
紀元前3世紀〜紀元1世紀
死海文書
しかいもんじょ
1947年に死海のほとりのクムランの洞窟で羊飼いの少年が発見した古代の写本群。紀元前3世紀〜紀元1世紀ごろのもので、現存最古級の旧約聖書の写本を含む。「20世紀最大の考古学的発見」と呼ばれる。
-
紀元前2〜1世紀
アンティキティラ島の機械
あんてぃきてぃらとうのきかい
ギリシャのアンティキティラ島沖の沈没船から1901年に引き上げられた、紀元前2〜1世紀ごろの青銅製の歯車装置。太陽や月の動き、日食・月食を計算できる天文計算機で「世界最古のコンピューター」と呼ばれる。本物の古代の遺物。
-
紀元前1世紀ごろ(プトレマイオス朝末期)
デンデラの電球
でんでらのでんきゅう
エジプトのデンデラにあるハトホル神殿の地下室の壁に彫られた、巨大な電球のように見える浮き彫り。「古代エジプトに電気があった証拠」と話題になったが、エジプト学ではハスの花から生まれるヘビの神話の場面とされる。
-
古代(伝承)
アガスティアの葉
あがすてぃあのは
古代インドの聖者アガスティアが、訪れる人々の運命を予言してヤシの葉に書き残したとされる伝説の予言書。南インドのタミル・ナードゥ州には、指紋をもとに自分の葉を探して読んでもらう「ナディ・リーディング」の館がある。
-
古代インド(プラーナ文献など)
-
中世(北欧神話)
-
古代ギリシャ
キマイラ
きまいら
ギリシャ神話の怪物。ライオンの頭、山羊の胴体、蛇の尾を持ち、口から火を吐く。小アジアのリュキアを荒らしたが、天馬ペガサスに乗った英雄ベレロポンに退治された。異なる生き物を組み合わせた「キメラ」という言葉の語源になった。
-
古代ギリシャ
ギガンテス
ぎがんてす
ギリシャ神話に登場する巨人族。大地の女神ガイアから生まれ、オリュンポスの神々に戦いを挑んだ(ギガントマキア)。神々は人間の英雄ヘラクレスの力を借りて勝利した。英語の「ジャイアント」の語源とされる。
-
イスラム以前〜
-
中世(北欧神話)
-
古代インド〜
-
古代(聖書)〜中世
デビル
でびる
キリスト教で、神に逆らい人を悪へと誘う悪の首領。サタン、ルシファーなどとも呼ばれ、もとは神に仕える天使だったが、高慢のために天から落とされた「堕天使」とされる。角やしっぽ、コウモリの翼を持つ姿は中世以降の美術で定着した。
-
古代ギリシャ〜中世
デーモン
でーもん
悪魔・悪霊を意味する言葉。もとは古代ギリシャ語の「ダイモーン」で、神と人の中間の霊的な存在を指した。キリスト教が広まると、神に逆らう悪霊を意味するようになった。堕天使の長サタン(デビル)に従う手下の悪魔たちを指すことが多い。
-
古代ギリシャ
-
中世(北欧神話)
-
古代インド〜
-
古代(叙事詩)
-
古代ギリシャ
-
旧約聖書(紀元前)
ネフィリム
ねふぃりむ
旧約聖書の『創世記』などに登場する謎の巨人たち。「神の子ら」が人間の娘たちとの間にもうけた子とされ、エノク書では堕天使の子として描かれる。ノアの大洪水で滅ぼされたとされ、巨人伝説の題材となっている。
-
中世(北欧神話)
-
古代ペルシャ〜
-
古代ギリシャ
メドゥーサ
めどぅーさ
ギリシャ神話の怪物ゴルゴン三姉妹の一人。髪の毛が無数の蛇で、その目を見た者は石に変えられてしまう。英雄ペルセウスに首をはねられ、その血から天馬ペガサスが生まれた。切られた首は女神アテナの盾に飾られ、魔よけとされた。
-
13世紀(『エッダ』に記録)
ユグドラシル
ゆぐどらしる
北欧神話で、九つの世界を貫いてそびえる巨大なトネリコの木「世界樹」。根元には運命の女神たちが住む泉があり、主神オーディンはこの木に吊り下がってルーン文字の秘密を得たという。世界の始まりから終わりまでを見届ける存在。
-
13世紀(『エッダ』に記録)
-
13世紀(『エッダ』に記録)
ヨルムンガンド
よるむんがんど
北欧神話に登場する、世界を取り巻くほど巨大な大蛇。悪神ロキの子で、フェンリルの兄弟。海に投げ込まれて成長し、自分の尾をくわえて人間の世界を囲んでいる。最終戦争ラグナロクで雷神トールと相討ちになる。
-
古代インド(仏教とともに伝来)
-
旧約聖書(紀元前)
リヴァイアサン
りゔぁいあさん
旧約聖書に登場する巨大な海の怪物。神が創造した中で最も強い生き物とされ、口から炎を吐き、どんな武器も通じないと描かれる。のちに悪魔とも結びつけられ、ホッブズの政治哲学書の題名にもなった。
-
古代(叙事詩)/20世紀(文書)