タイタンとは
タイタン(ギリシャ語でティーターン)は、ギリシャ神話に登場する巨神族です。天空の神ウラノスと大地の女神ガイアの間に生まれた12柱の神々で、時の神クロノス、大洋の神オケアノス、記憶の女神ムネモシュネなどがいます。古代ギリシャの詩人ヘシオドスの『神統記』に、その系譜が詳しく語られています。
巨大で力強いものの代名詞となり、英語の「タイタニック(巨大な)」という言葉や、豪華客船タイタニック号、土星最大の衛星タイタンの名前にもなっています。
クロノスの反乱
父ウラノスは、生まれてきた子どもたちを嫌って大地の奥深くに閉じ込めていました。これを恨んだガイアの求めに応じて、末っ子のクロノスが大鎌で父を傷つけて追放し、世界の王となりました。このとき流れた血からは、巨人族ギガンテスなどが生まれたといいます。
ところがクロノスも「自分の子に王位を奪われる」という予言を恐れ、生まれた子どもを次々と飲み込んでしまいます。妻レアは末っ子ゼウスだけを隠して育て、成長したゼウスは父に兄姉たちを吐き出させました。
ティタノマキア(巨神族との戦い)
ゼウスと兄姉たちオリュンポスの神々は、クロノス率いるタイタンたちと10年にわたる大戦争を繰り広げました。これを「ティタノマキア」といいます。ゼウスは、地の底に閉じ込められていた一つ目の巨人サイクロプスたちを解放し、彼らが作った雷を武器にして勝利しました。
敗れたタイタンたちは地の底の牢獄タルタロスに閉じ込められ、アトラスは天空を背負い続ける罰を受けました。一方、タイタンの一族でありながら人間に火を与えたプロメテウスの物語もよく知られています。





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