ギガンテスとは
ギガンテス(単数形はギガース)は、ギリシャ神話に登場する巨人族です。天空神ウラノスがクロノスに傷つけられた際、大地に落ちた血から大地の女神ガイアが生んだとされます。槍を持った武装した姿や、下半身が大蛇になった姿で描かれます。英語の giant(巨人)や gigantic(巨大な)は、このギガースに由来する言葉です。
ギガントマキア(巨人族との戦い)
自分の子であるタイタンたちがゼウスに地の底へ閉じ込められたことに怒ったガイアは、ギガンテスをけしかけ、オリュンポスの神々に戦いを挑ませました。これを「ギガントマキア」といいます。巨人たちは山を積み上げて天にまで迫り、岩や燃える木を投げつけて神々を苦しめました。
ところが、「巨人たちは神々の力だけでは倒せず、人間の助けが必要だ」という予言がありました。そこでゼウスは、自分と人間の女性との子である英雄ヘラクレスを呼び寄せ、ヘラクレスの弓矢の力を借りて巨人たちを打ち倒したといいます。
火山とギガンテス
巨人エンケラドスは、女神アテナが投げつけたシチリア島の下敷きになり、今もエトナ火山の下でもがいているといわれます。火山の噴火や地震は、地の底に埋められた巨人たちが暴れているためだと考えられていたのです。
ギガントマキアは古代ギリシャで人気の題材で、トルコのペルガモンにあった大祭壇の浮き彫り(現在はドイツ・ベルリンのペルガモン博物館所蔵)には、神々と巨人たちの壮絶な戦いが刻まれています。巨人の神話としては、北欧のユミルや旧約聖書のネフィリムともよく比べられます。







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