ヴリトラ
ゔりとら
- レア度
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ヴリトラ
ゔりとら
古代インドの聖典『リグ・ヴェーダ』に登場する巨大な蛇(竜)。世界の水を堰き止めて干ばつをもたらしたが、雷神インドラにヴァジュラで倒された。名前は「覆い隠すもの」を意味するとされる。
| 別名 | ブリトラ、ヴリトラアスラ、Vritra、Vṛtra |
| 時代・初出 |
紀元前1200年ごろ(リグ・ヴェーダ)
年表:神話・先史のナゾ ›
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| 発祥 | インド |
| ステータス |
- レア度
- 4
- 危険度
- 5
- 実在確率
- 1
- 知名度
- 3
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ヴリトラとは
ヴリトラは、古代インドの最古の聖典『リグ・ヴェーダ』に登場する、巨大な蛇あるいは竜の姿をした魔物です。名前はサンスクリット語で「覆い隠すもの」「妨げるもの」を意味するとされ、アスラ(神々に敵対する魔族)の一人とも考えられています。
インドラとヴリトラの戦い
ヴリトラは山の上でとぐろを巻き、世界の川や雨の水を堰き止めてしまったため、地上はひどい干ばつに苦しみました。そこで神々の王であり雷神のインドラが、神酒ソーマを飲んで力を得ると、工芸の神トヴァシュトリが作った武器ヴァジュラ(金剛杵)でヴリトラを打ち倒し、閉じ込められていた水を解き放ちました。
この功績から、インドラは「ヴリトラを倒す者(ヴリトラハン)」とたたえられました。この神話は、乾季のあとにモンスーンの雨が降り、川が流れ出す自然現象を表しているとも解釈されています。
後の時代のヴリトラ
時代が下ると、ヴリトラの物語はさまざまに語り直されました。叙事詩『マハーバーラタ』やプラーナ文献では、ヴリトラはトヴァシュトリが息子の敵討ちのために生み出した存在とされ、「乾いたものでも湿ったものでも、昼でも夜でも殺されない」という約束を利用して、インドラが夕暮れに海の泡で倒したという話も伝わっています。
竜退治神話としてのヴリトラ
英雄神が水や秩序をおびやかす大蛇を倒す話は、北欧神話のトールとヨルムンガンド、日本神話のスサノオとヤマタノオロチなど、世界各地に見られます。ヴリトラ退治はその最も古い例の一つとして、比較神話学でよく取り上げられます。同じインド神話の蛇でも、神に仕えるアナンタやナーガとは対照的な存在です。
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