フロッグマンとは
フロッグマンは、アメリカ中西部オハイオ州の町ラブランドで目撃されたという、カエルのような顔を持つ二足歩行の生き物です。「ラブランドのカエル男」「ラブランド・フロッグ」とも呼ばれます。身長は1mほどで、カエルやトカゲのような顔と、革のようなざらざらした肌をしていたといわれます。
ラブランドは、リトル・マイアミ川が流れる小さな町です。フロッグマンは、この川の近くで目撃されたことから、水辺にすむ謎の生き物として語られるようになりました。
1955年の最初の目撃
フロッグマンの最初の目撃は、1955年のこととされます。夜中に車を走らせていた男性が、道路わきの橋の下に、カエルのような顔をした人型の生き物が3体集まっているのを見たと語りました。生き物の一体は、棒のようなものを持ち上げ、そこから火花が散ったという話も伝えられています。
ただし、この最初の目撃談は、当時の記録がはっきりと残っているわけではなく、のちに語られるうちに細部が加わっていった可能性もあります。
1972年の警察官の目撃
フロッグマンを有名にしたのは、1972年3月の出来事です。夜間にパトロールをしていた地元の警察官が、道路の上にうずくまっている動物を見つけました。車を止めると、その生き物は立ち上がり、カエルのような顔でこちらを見たあと、ガードレールを乗り越えて川の方へ逃げていったといいます。
その数週間後、別の警察官も、道路の近くで同じような生き物を見たと報告しました。警察官という、信頼できると考えられる人による目撃だったことから、この話は大きな注目を集め、フロッグマンは町を代表する謎の生き物になりました。
フロッグマンの正体は?
1972年の目撃者となった警察官の一人は、のちに、自分が見たのは大きなイグアナなどのトカゲだったのではないかと語っています。しっぽが切れたトカゲが後ろ足で立ち上がった姿を、夜の暗がりの中で見間違えたのではないかというのです。誰かが飼っていたペットの爬虫類が逃げ出したものだった可能性も考えられています。
夜の道路で、車のライトに照らされた動物は、ふだんと違って見えることがあります。目が光を反射して不気味に輝いたり、影が大きく伸びたりして、見慣れない姿に見えてしまうのです。カエルやトカゲが水辺から道路に出てくることは珍しくなく、そうした出会いが「カエル男」の話につながったとも考えられます。
2016年の「目撃」騒動
2016年には、ラブランドの近くで、大きなカエルのような生き物を撮影したとする映像がインターネットで話題になりました。しかし、のちに撮影者自身が、映っていたのは大きなカエルで、ちょっとしたいたずらだったと明かしています。フロッグマンの話は、今も人々の想像をかき立て続けているのです。
町の名物になったフロッグマン
ラブランドでは、フロッグマンは町の名物として親しまれており、フロッグマンを題材にしたイベントが開かれたり、ミュージカルが作られたりしてきました。謎の生き物が、地域の楽しいシンボルになっている例の一つです。
アメリカの「人型」UMAたち
アメリカには、フロッグマンのほかにも、人の形に近い不思議な生き物の目撃談が数多くあります。翼を持つモスマン、大きな頭と光る目を持つドーバーデーモン、監視カメラに映ったナイトクローラーなどです。いずれも、ある時期にある町で目撃が集中し、地元の伝説になったという点で共通しています。





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