ミゴーとは
ミゴーは、パプアニューギニアのニューブリテン島にあるダカタウア湖にすむとされる未確認動物(UMA)です。長い首と大きな胴を持ち、首長竜や、古代の海にすんでいた巨大な爬虫類モササウルスの生き残りではないかと語られることがあります。現地では神聖な存在として扱われているとも伝えられます。
ミゴーは、日本とのかかわりがとても深いUMAです。日本の探検家や調査隊がたびたび現地を訪れ、テレビ番組でその姿をとらえたとする映像が放送されたことで、日本で広く知られるようになりました。
ダカタウア湖
ダカタウア湖は、パプアニューギニアの東部、ニューブリテン島の北部にある湖です。火山の噴火によってできた大きなくぼ地(カルデラ)に水がたまってできた湖で、周囲は熱帯の森に囲まれています。人が訪れることの少ない、自然豊かな場所です。
湖の周辺に暮らす人々の間では、昔から湖に大きな生き物がすむという言い伝えがあり、それが「ミゴー」と呼ばれるようになりました。
日本人による調査
ミゴーの調査は、1970年代から日本人によって行われてきました。日本の探検家たちがダカタウア湖を訪れ、現地の人々から話を聞いたり、湖を観察したりしました。
1994年には、日本のテレビ局の番組の取材班が湖を訪れ、湖を泳ぐ大きな生き物とおぼしき映像の撮影に成功したとして放送し、大きな話題になりました。映像には、湖面を進む長い影や、水しぶきを上げる様子が映っていたといいます。2008年にも、別の番組が湖で謎の影をとらえたと放送しています。
映像の検証
1994年の映像については、その後、イギリスの古生物学者ダレン・ナイシュらが詳しく検証しました。その結果、映像に映っているのは、一匹の巨大な生き物ではなく、複数のイリエワニが並んで泳いだり、水の中で動いたりしている姿であると結論づけています。
イリエワニは、体長が5mを超えることもある、現存する最大のワニです。パプアニューギニアの川や湖、海岸にも生息しており、ダカタウア湖にいてもおかしくありません。
ミゴーの正体は?
ミゴーの正体としては、湖にすむワニや、並んで泳ぐ動物の見間違いとする説が有力です。数匹のワニが一列に並んで泳いでいると、こぶのある長い一匹の生き物のように見えることがあります。また、交尾の時期などには、ワニが水しぶきを上げて激しく動くこともあります。
首長竜やモササウルスは、約6600万年前に絶滅したと考えられており、火山の噴火でできた比較的新しい湖に、その生き残りがすんでいる可能性は、きわめて低いと考えられています。
日本とUMA
ミゴーのように、日本のテレビ番組や探検隊が深くかかわったUMAは、ほかにもあります。コンゴのモケーレ・ムベンベには早稲田大学探検部が挑み、ニュージーランド沖では日本の漁船がニューネッシーを引き揚げました。日本の人々の未知の生き物への関心が、世界のUMAの調査を支えてきたのです。





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